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資料１－４ 特例臨時接種終了・定期接種化を見据えた国産新型コロナワクチンを含むコホート調査［3.7MB］ (71 ページ)

出典

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00138.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会（合同開催）　予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会（第106回　4/14）医薬品等安全対策部会安全対策調査会（令和7年度第1回　4/14）（合同開催）《厚生労働省》

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ヌバキソビッド筋注
追加接種後の健康状況調査 まとめ
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2022年4月19日に製造販売承認となり、2022年5月25日に臨時接種の対象となった新型コロナワク
チン「ヌバキソビッド筋注」の4回目以降の追加接種について、2023年1月17日から接種開始した。
2023年12月19日までに147人が追加接種した。
追加接種（4回目以降）後1週間（Day8）までの日誌が回収できた141人では、37.5℃以上の発熱が
7.8%（38.0℃以上は1.4％）にみられ、局所反応は疼痛が70.2%にみられた。
追加接種（4回目以降）に登録された方では、因果関係を問わないSAEが8件認められた。PMDAへの副
反応疑い報告は認められていない。
抗体価を測定した4回目以降接種40人の接種前および接種後の抗スパイクたんぱく質抗体（抗S抗体価）
は、接種前の抗ヌクレオカプシドタンパク質抗体（抗N抗体）価が陰性者は接種前3,911 U/mL、接種1
か月後7,754 U/mL、接種３か月後5,749 U/mL、接種6か月後が4,463 U/mL、接種12か月後が
4,421 U/mLであった。抗Ｎ抗体陽性者は接種前20,813 U/mL、接種1か月後25,089 U/mL、接種3
か月後19,744 U/mL、接種6か月後が16,305 U/mL、接種12か月後が13,989 U/mLであった。追
加接種者でオミクロン株BA.5に対する中和抗体価は上昇した。
抗S抗体を測定した血清の一部で起源株、BA.5株、XBB.1.5株の中和抗体価を測定した。本ワクチンは
起源株をもとに製造されているが、起源株だけでなくBA.5株に対する中和抗体価も上昇がみられたが、
XBB.1.5株に対する抗体価の上昇はみられていない。
4回目以降のワクチン接種者128人（4回目以降の本ワクチン重複接種の場合は2回目を除く）のワクチ
ン接種から1年間あるいは次のワクチン接種まで間に新規で報告されたCOVID-19感染率は全体で
15.6％であった。接種時にCOVID-19感染既往がある場合、既往がないのに比べてCOVID-19感染率
は低値であった。

順天堂大学 コロナワクチン研究事務局 71

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