未定稿

諸外国における倫理審査委員会の構成・審査内容等

▶ 各地域に設置されている諸外国の倫理審査委員会では、研究目的や社会的・学術的意義、患者への説明、情報管理
の方法等について審査を行っているが、その審査体制等の概要は以下のとおり。
イギリス
設置主体

公的機関（NHS）

アメリカ

ドイツ
公的機関（AKEK）の管理の
下、各地域の大学・医師会内
に設置

公的機関（CCMO）

（人を対象とする研究を行う組織
であり、公的機関ではない）

各組織

オランダ

審査委員会の数（設
置数）

65（2019年）

約3,500（2022年）

54（2022年）

18（2022年）

審査委員会の人数

18名以下

５名以上

30名以上50名以内

32名以下

委員構成
（最低限含むべき委
員）

・医師や生物統計学者等の専
門家
・上記以外の非専門家

・科学分野の専門家
・非科学分野の専門家

・医師
・薬学専門家
・看護学専門家
・人文専門家
・法学専門家
・社会学専門家
・神学専門家
・生物学専門家
・統計学専門家
・上記以外の非専門家

・医師
・小児科医
・発生学専門家
・薬学専門家
・看護学専門家
・行動科学専門家
・弁護士
・臨床試験・統計に関する専
門家（生物統計学者）
・倫理専門家

※利害関係者の参加は禁じられている

※委員の1/3以上は非専門家（一般人や患者
代表等）であることが必要

※委員の半数以上は医師であることが必要
※また、上記委員のうち１名は司法職の資
格を有する者であることが必要

審査件数

約2,800件（2018年）

（不明）

（不明）

（出典）「医療等分野における情報の保護と利活用に関する調査研究事業報告書」（2022年３月）を元に厚生労働省において作成
※ ドイツは、ベルリン州（シャリテー・ベルリン医科大学）の事例を記載。
※ オランダは、18の倫理審査委員会のうち、１つは中央に設置されている。（特定の研究分野を中央で審査）

約1,500件（2020年）

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