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資料1 (12 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/010636.html
出典情報 日本医師会 定例記者会見(4/27)《日本医師会》
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6.オンライン診療の方法の選択
オンライン診療は、大きく分けて、「オンライン診療システム」、「通話ア
プリ」のいずれかを用いて行うことができます(アプリとは、アプリケーショ
ン・ソフトウェアの略で、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの情
報機器上で動作するソフトウェアをいいます)


●「オンライン診療システム」とは、オンライン診療専用に作成されたシス
テムであり、システムを運営する事業者が包括的なサービスを提供するも
のをいいます。予約、問診票作成、決済、処方箋作成などのサービスが含
まれていますが、導入費用、月額利用料、決済手数料などがかかります。

●本稿では、オンライン指針における「汎用サービス」を「通話アプリと記
載しています。
「通話アプリ」は、オンライン診療を含む医療の分野に限ら
ず、一般的に広く用いられているビデオ通話ソフトであり、無料または低
コストで、かかりつけの患者さんとやり取りをする場合に向いています。
ただし、決済サービス等は付いていませんので、窓口負担分は、後日、外
来でお支払いいただくか、振り込んでいただく必要があります。
代表的な通話アプリとしては、Google Duo(Google 社)、FaceTime(Apple
社)、ZOOM Cloud Meetings(Zoom ビデオコミュニケーションズ社)な
どが挙げられます。

先生方が普段から使い慣れた通話アプリがあれば、それを使ってオンライ
ン診療を行っていただくことができます。ただし、オンライン指針において
対面診療の代替として認められているオンライン診療は、
「リアルタイムの視
覚及び聴覚の情報を含む情報通信手段」を使う必要があるとされています。
例えば、LINE(LINE 社)でビデオ通話機能を使わずに、トーク機能(文字
や画像のやり取りのチャット機能)のみによる診療は認められませんので、
注意してください。

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