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概要資料「東京都の新たな被害想定について 首都直下地震等による東京の被害想定」 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1021571.html |
出典情報 | 首都直下地震等による東京の被害想定(5/25)《東京都》 |
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身の回りで起こり得る災害シナリオと被害の様相③
※ 被害の様相は一つの想定として作成したものであり、実際の災害時に、記載した被害の様相どおりの事象が発生するものではないことに留意が必要
想定条件
~首都直下地震が発生すると…(避難所での避難生活)~
避難所をとりまく様相
自宅が揺れに伴い損傷を受け、
電力・通信
飲食・物資
▼スマートフォン等のバッテリーが
▼備蓄により飲用水が確保される
▼管理等が適切に行われず、
避難所や仮設トイレの衛生環境
が急速に悪化する可能性
▼特に夏季においては感染症の発
生につながる可能性
▼汲み取り式のトイレ
では、バキュームカー
の不足等で早期に
使用が困難化
▼道路被害や渋滞等により、必要
なタイミングで必要量の物資を
供給することが困難化
▼段ボールベッド等、要配慮者の避
難所生活環境改善に資する物
資が不足
▼燃料が枯渇した場合、非常用
電源で機能していた水洗トイレ
が機能を停止し、使用困難化
発 ライフラインも不通になったた
が給水車による給水は限定的
切れ、家族との連絡等が困難化
災 め、避難所へ避難する。
▼多くの携帯基地局で非常用電
▼臨時の避難所等を把握できず、
直 ▼避難者に加え帰宅困難者も
源が枯渇し、不通地域がさらに
食料や救援物資等が配給され
後 避難所に殺到し、収容力を越える事態が発生
拡大
ない事態が発生
~
▼停電や通信の途絶等により、避難者数の把握や ▼利用可能地域でも輻輳により、携 ▼避難所外避難者等が飲食料を
1
帯電話の通話がつながりにくくなる
取りに訪れるため、避難所物資
日 安否確認、必要な物資の把握が困難化
▼住民同士のつながりが希薄な地域では、助け合
が早期に枯渇する可能性
▼メール、SNS等の大幅な遅配等
後
いが進まず、避難所の運営等が混乱するおそれ
3
日
後
~
1
週
間
後
~
1
か
月
後
~
▼在宅避難者の家庭内備蓄が枯渇し、時間経過
とともに避難所への避難者が増加
▼必要なスペースや物資の確保等のケアが行き渡
らず避難者のストレスが増加
▼ごみ・し尿処理収集の遅れにより、生活ごみやし
尿が回収されず避難所衛生状態が急速に悪化
▼過密やプライバシー欠如、劣悪な衛生環境等を
忌避し、屋外に避難する避難者が発生
▼高齢者や既往症を持つ人等が、慣れない環境
での生活により病状が悪化する可能性
▼プライバシー不足や生活ルール、
ペット等に関するトラブル増加
▼避難所へ避難していた避難者が、
自宅等へ戻り始める
▼道路寸断や交通機関の状況の違い等により、
支援物資やボランティアの供給にばらつきが発生
▼高齢者や既往症を持つ人などが、慣れない環境
での生活により病状が悪化する可能性
▼避難者、特に外国人など、生活習慣や文化等
が異なる人たちの精神的負担が増大
▼ライフライン復旧や交通機関再開に伴い、避難
者が自宅や親戚・知人宅、応急仮設住宅等に
移り、避難者数が減少
▼自宅や他の避難先等へ移動した避難者の所在
把握が困難化
マグニチュード7.3/冬/18時/風速8m/s
が発生
▼発電機の燃料が枯渇した避難
所等では、テレビやスマートフォ
ンによる情報収集や、照明、空
調等の利用が困難化
▼計画停電が実施される場合、
基地局の停波等により、さらな
る通信障害が発生する可能性
▼停電により空調が利用できず、
熱中症や脱水症状になったり、
寒さから風邪をひく等、体調を
崩す可能性
▼必要とする情報や物資等が変化
・多様化し、行政が避難者のニー
ズに対応しきれなくなる
トイレ・衛生
▼衛生環境が悪化した場合に、イ
ンフルエンザ、新型コロナウイルス、
ノロウイルス等の感染症が蔓延
する可能性
▼清掃が行き届かず、ほこりが舞う
ことによって気管支炎を発症し、
特に喘息等の既往症を有する
人は症状が悪化する可能性
▼物資不足が長期化した場合、略
奪や窃盗など、治安の悪化を招く
可能性
12
◆ 被害が甚大な地域での避難所生活は、発災直後の混乱のみならず、電力・通信、飲食・物資、トイレ・衛生など、様々な課題が発生し、時間を追うごとに多様化
※ 被害の様相は一つの想定として作成したものであり、実際の災害時に、記載した被害の様相どおりの事象が発生するものではないことに留意が必要
想定条件
~首都直下地震が発生すると…(避難所での避難生活)~
避難所をとりまく様相
自宅が揺れに伴い損傷を受け、
電力・通信
飲食・物資
▼スマートフォン等のバッテリーが
▼備蓄により飲用水が確保される
▼管理等が適切に行われず、
避難所や仮設トイレの衛生環境
が急速に悪化する可能性
▼特に夏季においては感染症の発
生につながる可能性
▼汲み取り式のトイレ
では、バキュームカー
の不足等で早期に
使用が困難化
▼道路被害や渋滞等により、必要
なタイミングで必要量の物資を
供給することが困難化
▼段ボールベッド等、要配慮者の避
難所生活環境改善に資する物
資が不足
▼燃料が枯渇した場合、非常用
電源で機能していた水洗トイレ
が機能を停止し、使用困難化
発 ライフラインも不通になったた
が給水車による給水は限定的
切れ、家族との連絡等が困難化
災 め、避難所へ避難する。
▼多くの携帯基地局で非常用電
▼臨時の避難所等を把握できず、
直 ▼避難者に加え帰宅困難者も
源が枯渇し、不通地域がさらに
食料や救援物資等が配給され
後 避難所に殺到し、収容力を越える事態が発生
拡大
ない事態が発生
~
▼停電や通信の途絶等により、避難者数の把握や ▼利用可能地域でも輻輳により、携 ▼避難所外避難者等が飲食料を
1
帯電話の通話がつながりにくくなる
取りに訪れるため、避難所物資
日 安否確認、必要な物資の把握が困難化
▼住民同士のつながりが希薄な地域では、助け合
が早期に枯渇する可能性
▼メール、SNS等の大幅な遅配等
後
いが進まず、避難所の運営等が混乱するおそれ
3
日
後
~
1
週
間
後
~
1
か
月
後
~
▼在宅避難者の家庭内備蓄が枯渇し、時間経過
とともに避難所への避難者が増加
▼必要なスペースや物資の確保等のケアが行き渡
らず避難者のストレスが増加
▼ごみ・し尿処理収集の遅れにより、生活ごみやし
尿が回収されず避難所衛生状態が急速に悪化
▼過密やプライバシー欠如、劣悪な衛生環境等を
忌避し、屋外に避難する避難者が発生
▼高齢者や既往症を持つ人等が、慣れない環境
での生活により病状が悪化する可能性
▼プライバシー不足や生活ルール、
ペット等に関するトラブル増加
▼避難所へ避難していた避難者が、
自宅等へ戻り始める
▼道路寸断や交通機関の状況の違い等により、
支援物資やボランティアの供給にばらつきが発生
▼高齢者や既往症を持つ人などが、慣れない環境
での生活により病状が悪化する可能性
▼避難者、特に外国人など、生活習慣や文化等
が異なる人たちの精神的負担が増大
▼ライフライン復旧や交通機関再開に伴い、避難
者が自宅や親戚・知人宅、応急仮設住宅等に
移り、避難者数が減少
▼自宅や他の避難先等へ移動した避難者の所在
把握が困難化
マグニチュード7.3/冬/18時/風速8m/s
が発生
▼発電機の燃料が枯渇した避難
所等では、テレビやスマートフォ
ンによる情報収集や、照明、空
調等の利用が困難化
▼計画停電が実施される場合、
基地局の停波等により、さらな
る通信障害が発生する可能性
▼停電により空調が利用できず、
熱中症や脱水症状になったり、
寒さから風邪をひく等、体調を
崩す可能性
▼必要とする情報や物資等が変化
・多様化し、行政が避難者のニー
ズに対応しきれなくなる
トイレ・衛生
▼衛生環境が悪化した場合に、イ
ンフルエンザ、新型コロナウイルス、
ノロウイルス等の感染症が蔓延
する可能性
▼清掃が行き届かず、ほこりが舞う
ことによって気管支炎を発症し、
特に喘息等の既往症を有する
人は症状が悪化する可能性
▼物資不足が長期化した場合、略
奪や窃盗など、治安の悪化を招く
可能性
12
◆ 被害が甚大な地域での避難所生活は、発災直後の混乱のみならず、電力・通信、飲食・物資、トイレ・衛生など、様々な課題が発生し、時間を追うごとに多様化