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高齢者の「生きがい」の規定要因について ―「役割」と「孤独感」を中心とした分析― 藤森 克彦(PDF形式:356KB) (3 ページ)
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公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/r03/zentai/pdf_index.html |
出典情報 | 令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(6/14)《内閣府》 |
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単 身 世 帯 と 二 人 以 上 世 帯 に 分 け て 生 き が い 保 有 率 を み る と 、ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、
統計的に有意になっている。そして、残差分析を行うと、単身世帯の生きがい保有率は全
体 に 比 し て 有 意 に 低 い 。 一 方 、 二 人 以 上 世 帯 の 生 き が い 保 有 率 は 有 意 に 高 い ( 図 表 4 )。
子 ど も の 有 無 別 に 生 き が い 保 有 率 を み る と 、 ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、 統 計 的 に 有 意
になっている。残差分析を行うと、子どものいない高齢者の生きがい保有率は全体に比し
て 有 意 に 低 い 。 一 方 、 子 ど も の い る 高 齢 者 の 生 き が い 保 有 率 は 有 意 に 高 い ( 図 表 5 )。
主 観 的 健 康 状 態 別 2 に 生 き が い 保 有 率 を み る と 、ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、統 計 的 に 有
意になっている。残差分析を行うと、主観的健康状態が良くない高齢者の生きがい保有率
は全体に比して有意に低い。一方、主観的健康状態の良い高齢者の生きがい保有率は有意
に 高 い ( 図 表 6 )。
家 計 の 心 配 事 の 有 無 別 に 生 き が い 保 有 率 を み る と 、 ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、 統 計 的
に有意になっている。そして、残差分析を行うと、家計に心配事のある高齢者で生きがい
保有率が全体に比して有意に低い。一方、家計の心配事のない高齢者では生きがい保有率
が 有 意 に 高 い ( 図 表 7 )。
(図 表 5)子 どもの有 無 別 にみた生 きがい保 有 率
子どもの有無
子ども
あり
合計
生きがいの有無
なし
あり
合
91
168
259
64.9%
100.0%
調整済み残
差
5.6
-5.6
度数
398
1607
%
%
調整済み残
差
度数
%
19.9%
80.1%
度数
良く
ない
100.0%
5.6
489
1775
2264
21.6%
78.4%
100.0%
%
調整済み残
差
良い
合計
生きがいの有無
なし
あり
334
578
57.8%
100.0%
14.0
-14.0
245
1445
85.5%
調整済み残
差
-14.0
14.0
489
1779
%
21.6%
78.4%
n=2268
p<0.001
100.0%
2268
100.0%
p<0.001
(図 表 7)家 計 の心 配 事 の有 無 別 にみた生 きがい保 有 率
家計の心配事
あり
264
459
723
36.5%
63.5%
100.0%
11.8
-11.8
227
1318
1545
%
14.7%
85.3%
100.0%
調整済み残差
-11.8
11.8
491
1777
2268
21.6%
78.4%
100.0%
度数
心配事
あり
%
調整済み残差
度数
心配事
なし
合計
生きがいの有無
なし
度数
%
合
n=2268
2
計
p<0.001
主 観 的 健 康 状 態 に つ い て は 、「 あ な た の 現 在 の 健 康 状 態 は い か が で す か 」 と い う 設 問 ( F11) に 対 し
て 、「 1 . 良 い 」「 2 . ま あ 良 い 」「 3 . 普 通 」「 4 . あ ま り 良 く な い 」「 5 . 良 く な い 」 の 5 件 法 で 回
答 を 求 め て い る 。 本 稿 で は 、 1 ~ 3 を 「 良 い 」、 4 ~ 5 を 「 良 く な い 」 と 整 理 し た 。
164
計
244
14.5%
度数
合
42.2%
%
度数
2005
-5.6
n=2264
主観的
健康状態
計
35.1%
度数
子ども
なし
(図 表 6)主 観 的 健 康 状 態 別 にみた生 きがい保 有 率
統計的に有意になっている。そして、残差分析を行うと、単身世帯の生きがい保有率は全
体 に 比 し て 有 意 に 低 い 。 一 方 、 二 人 以 上 世 帯 の 生 き が い 保 有 率 は 有 意 に 高 い ( 図 表 4 )。
子 ど も の 有 無 別 に 生 き が い 保 有 率 を み る と 、 ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、 統 計 的 に 有 意
になっている。残差分析を行うと、子どものいない高齢者の生きがい保有率は全体に比し
て 有 意 に 低 い 。 一 方 、 子 ど も の い る 高 齢 者 の 生 き が い 保 有 率 は 有 意 に 高 い ( 図 表 5 )。
主 観 的 健 康 状 態 別 2 に 生 き が い 保 有 率 を み る と 、ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、統 計 的 に 有
意になっている。残差分析を行うと、主観的健康状態が良くない高齢者の生きがい保有率
は全体に比して有意に低い。一方、主観的健康状態の良い高齢者の生きがい保有率は有意
に 高 い ( 図 表 6 )。
家 計 の 心 配 事 の 有 無 別 に 生 き が い 保 有 率 を み る と 、 ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、 統 計 的
に有意になっている。そして、残差分析を行うと、家計に心配事のある高齢者で生きがい
保有率が全体に比して有意に低い。一方、家計の心配事のない高齢者では生きがい保有率
が 有 意 に 高 い ( 図 表 7 )。
(図 表 5)子 どもの有 無 別 にみた生 きがい保 有 率
子どもの有無
子ども
あり
合計
生きがいの有無
なし
あり
合
91
168
259
64.9%
100.0%
調整済み残
差
5.6
-5.6
度数
398
1607
%
%
調整済み残
差
度数
%
19.9%
80.1%
度数
良く
ない
100.0%
5.6
489
1775
2264
21.6%
78.4%
100.0%
%
調整済み残
差
良い
合計
生きがいの有無
なし
あり
334
578
57.8%
100.0%
14.0
-14.0
245
1445
85.5%
調整済み残
差
-14.0
14.0
489
1779
%
21.6%
78.4%
n=2268
p<0.001
100.0%
2268
100.0%
p<0.001
(図 表 7)家 計 の心 配 事 の有 無 別 にみた生 きがい保 有 率
家計の心配事
あり
264
459
723
36.5%
63.5%
100.0%
11.8
-11.8
227
1318
1545
%
14.7%
85.3%
100.0%
調整済み残差
-11.8
11.8
491
1777
2268
21.6%
78.4%
100.0%
度数
心配事
あり
%
調整済み残差
度数
心配事
なし
合計
生きがいの有無
なし
度数
%
合
n=2268
2
計
p<0.001
主 観 的 健 康 状 態 に つ い て は 、「 あ な た の 現 在 の 健 康 状 態 は い か が で す か 」 と い う 設 問 ( F11) に 対 し
て 、「 1 . 良 い 」「 2 . ま あ 良 い 」「 3 . 普 通 」「 4 . あ ま り 良 く な い 」「 5 . 良 く な い 」 の 5 件 法 で 回
答 を 求 め て い る 。 本 稿 で は 、 1 ~ 3 を 「 良 い 」、 4 ~ 5 を 「 良 く な い 」 と 整 理 し た 。
164
計
244
14.5%
度数
合
42.2%
%
度数
2005
-5.6
n=2264
主観的
健康状態
計
35.1%
度数
子ども
なし
(図 表 6)主 観 的 健 康 状 態 別 にみた生 きがい保 有 率