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高齢者の「生きがい」の規定要因について ―「役割」と「孤独感」を中心とした分析― 藤森 克彦(PDF形式:356KB) (5 ページ)
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公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/r03/zentai/pdf_index.html |
出典情報 | 令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(6/14)《内閣府》 |
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(図 表 8)家 族 内 の役 割 の有 無 と生 きがい保 有 率
家族内の役割
度数
役割
なし
%
調整済み残
差
度数
役割
あり
合計
(図 表 9)社 会 活 動 の参 加 の有 無 と生 きがい保 有 率
生きがいの有無
なし
あり
243
322
43.0%
57.0%
14.2
-14.2
250
1461
合
計
100.0%
85.4%
100.0%
-14.2
14.2
493
1783
2276
21.7%
78.3%
100.0%
参加
合計
生きがいの有無
なし
あり
合
316
651
967
32.7%
67.3%
100.0%
11.0
-11.0
177
1132
1309
13.5%
86.5%
100.0%
調整済み残
差
-11.0
11.0
493
1783
度数
%
21.7%
78.3%
n=2276
p<0.001
2276
100.0%
p<0.001
(図 表 10)仕 事 の有 無 別 にみた生 きがい保 有 率
仕事
仕事
なし
仕事
あり
合計
度数
%
調整済み残
差
度数
%
調整済み残
差
度数
%
生きがいの有無
なし
357
25.9%
あり
1022
74.1%
5.9
-5.9
132
15.3%
729
84.7%
-5.9
5.9
489
21.8%
1751
78.2%
n=2240
合 計
1379
100.0%
861
100.0%
2240
100.0%
p<0.001
B .「 家 族 」「 社 会 活 動 」「 仕 事 」 に お け る 役 割 の 個 数 と 生 き が い 保 有 率
次に、
「家族内の役割」
「社会活動」
「 仕 事 」と い っ た 3 つ の 役 割 の う ち 、高 齢 者 が 担 っ て
い る 役 割 の 個 数 と 生 き が い 保 有 率 と の 関 係 を み る 。役 割 の 個 数 は 、最 低 で「 0 個 」、最 大 で
「3個」となる。
そ の 結 果 、 役 割 の 個 数 別 に 生 き が い の 保 有 率 を み る と 、 ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、 統
計的に有意になっている。残差分析を行うと、役割が「0個」あるいは「1個」の高齢者
の生きがい保有率は全体と比して有意に低いのに対して、
「 2 個 」あ る い は「 3 個 」の 高 齢
者 の 生 き が い の 保 有 率 が 有 意 に 高 い ( 図 表 11)。
(4)孤独感と生きがいとの関係について
次 に 、 孤 独 感 と 生 き が い と の 関 係 に つ い て み て い く 。 孤 独 感 に つ い て は 、「( イ ) 自 分 に
は 人 と の 付 き 合 い が な い と 感 じ る こ と が あ り ま す か 」「( ロ ) 自 分 は 取 り 残 さ れ て い る と 感
じ る こ と が あ り ま す か 」「( ハ ) 自 分 は 他 の 人 た ち か ら 孤 立 し て い る と 感 じ る こ と は あ り ま
す か 」と い う 3 つ の 設 問 に つ い て 、
「決してない」
「ほとんどない」
「時々ある」
「常にある」
の4件法で回答を求めている。そこで、各設問の選択肢について「決してない」を 1 点、
「 ほ と ん ど な い 」 を 2 点 、「 時 々 あ る 」 を 3 点 、「 常 に あ る 」 を 4 点 と 点 数 化 し 、 さ ら に 3
つ の 設 問 の 点 数 を 合 計 し て 「 3 ~ 5 点 」「 6 点 」「 7 ~ 8 点 」「 9 ~ 12 点 」 に 区 分 し た 。
166
計
%
度数
1711
14.6%
n=2276
不参加
%
調整済み残
差
調整済み残
差
%
度数
565
%
度数
社会活動
家族内の役割
度数
役割
なし
%
調整済み残
差
度数
役割
あり
合計
(図 表 9)社 会 活 動 の参 加 の有 無 と生 きがい保 有 率
生きがいの有無
なし
あり
243
322
43.0%
57.0%
14.2
-14.2
250
1461
合
計
100.0%
85.4%
100.0%
-14.2
14.2
493
1783
2276
21.7%
78.3%
100.0%
参加
合計
生きがいの有無
なし
あり
合
316
651
967
32.7%
67.3%
100.0%
11.0
-11.0
177
1132
1309
13.5%
86.5%
100.0%
調整済み残
差
-11.0
11.0
493
1783
度数
%
21.7%
78.3%
n=2276
p<0.001
2276
100.0%
p<0.001
(図 表 10)仕 事 の有 無 別 にみた生 きがい保 有 率
仕事
仕事
なし
仕事
あり
合計
度数
%
調整済み残
差
度数
%
調整済み残
差
度数
%
生きがいの有無
なし
357
25.9%
あり
1022
74.1%
5.9
-5.9
132
15.3%
729
84.7%
-5.9
5.9
489
21.8%
1751
78.2%
n=2240
合 計
1379
100.0%
861
100.0%
2240
100.0%
p<0.001
B .「 家 族 」「 社 会 活 動 」「 仕 事 」 に お け る 役 割 の 個 数 と 生 き が い 保 有 率
次に、
「家族内の役割」
「社会活動」
「 仕 事 」と い っ た 3 つ の 役 割 の う ち 、高 齢 者 が 担 っ て
い る 役 割 の 個 数 と 生 き が い 保 有 率 と の 関 係 を み る 。役 割 の 個 数 は 、最 低 で「 0 個 」、最 大 で
「3個」となる。
そ の 結 果 、 役 割 の 個 数 別 に 生 き が い の 保 有 率 を み る と 、 ク ロ ス 表 は p<0.001 と な り 、 統
計的に有意になっている。残差分析を行うと、役割が「0個」あるいは「1個」の高齢者
の生きがい保有率は全体と比して有意に低いのに対して、
「 2 個 」あ る い は「 3 個 」の 高 齢
者 の 生 き が い の 保 有 率 が 有 意 に 高 い ( 図 表 11)。
(4)孤独感と生きがいとの関係について
次 に 、 孤 独 感 と 生 き が い と の 関 係 に つ い て み て い く 。 孤 独 感 に つ い て は 、「( イ ) 自 分 に
は 人 と の 付 き 合 い が な い と 感 じ る こ と が あ り ま す か 」「( ロ ) 自 分 は 取 り 残 さ れ て い る と 感
じ る こ と が あ り ま す か 」「( ハ ) 自 分 は 他 の 人 た ち か ら 孤 立 し て い る と 感 じ る こ と は あ り ま
す か 」と い う 3 つ の 設 問 に つ い て 、
「決してない」
「ほとんどない」
「時々ある」
「常にある」
の4件法で回答を求めている。そこで、各設問の選択肢について「決してない」を 1 点、
「 ほ と ん ど な い 」 を 2 点 、「 時 々 あ る 」 を 3 点 、「 常 に あ る 」 を 4 点 と 点 数 化 し 、 さ ら に 3
つ の 設 問 の 点 数 を 合 計 し て 「 3 ~ 5 点 」「 6 点 」「 7 ~ 8 点 」「 9 ~ 12 点 」 に 区 分 し た 。
166
計
%
度数
1711
14.6%
n=2276
不参加
%
調整済み残
差
調整済み残
差
%
度数
565
%
度数
社会活動