よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料2-1 令和5年度医療分野の研究開発関連予算等の資源配分方針 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

令和5年度においては、
「全ゲノム解析等実行計画」に基づき、がん・難病に係
る創薬推進等のため、臨床情報と全ゲノム解析の結果等の情報を連携させ搭載す
る情報基盤を構築し、その利活用に係る環境を早急に整備する。また、移植、精神
疾患、認知症、肝炎、成育、生活習慣病領域においては、データベースの構築・充
実やその利活用を介して病態の解明、実用可能な予防法・診断法・治療法の開発に
向けた研究等を推進する。さらに、引き続き3大バイオバンクを維持・発展・連携
させるとともに、すでに我が国にあるデータ基盤と連携しつつ、AMED 事業から生
み出される品質管理された研究開発データを、産業界を含めた第三者が利活用で
きるセキュリティの担保された連携基盤の構築を進める。
⑤疾患基礎研究プロジェクト
医療分野の研究開発への応用を目指し、脳機能、免疫、老化等の生命現象の機能
解明や、様々な疾患を対象にした疾患メカニズムの解明等のための基礎的な研究
開発を行う。
これらの研究開発成果を臨床研究開発や他の統合プロジェクトにおける研究開
発に結び付けるとともに、臨床上の課題を取り込んだ研究開発を行うことにより、
基礎から実用化まで一貫した循環型の研究を支える基盤を構築する。
令和5年度においては、新興・再興感染症について、異分野融合や海外拠点の国
際ネットワーク、モニタリング機能の強化を含む拠点活用等を通じ、今後の感染症
対策に資する研究を推進するとともに、精神・神経疾患等の克服に向け、脳機能解
明のための研究開発や、若手育成、人文・社会科学を含めた異分野融合等につなが
るプロジェクトを相互に連携させる。がんについては、全ゲノム・臨床データ利活
用を介した非翻訳領域を含むゲノム異常の臨床的意義付けと新規医療シーズ開発
に資する研究を、生活習慣病については、疾患メカニズムに基づいたリスク層別
化・新規治療標的同定を、それぞれ推進する。免疫アレルギー疾患については、
「免
疫アレルギー疾患研究 10 か年戦略」に対応し病因・病態の解明等につながる研究
を、肝炎等については、肝発がん等に関する基礎研究を、それぞれ促進する。
⑥シーズ開発・研究基盤プロジェクト
アカデミアの組織・分野の枠を超えた研究体制を構築し、新規モダリティの創
出に向けた画期的なシーズの創出・育成等の基礎的研究を行うとともに、国際共

7