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資料2 医療の安全の確保について (20 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27259.html |
出典情報 | 第8次医療計画等に関する検討会(第12回 8/4)《厚生労働省》 |
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医療提供施設における医療の安全を確保するための措置について
ポイント
(2)
外部からの評価に
よる医療安全の推
進
現状
○ 平成14年に策定された「医療安全推進総合対策」において、医療機関における医療安全の取組
への第三者による客観的な評価は、医療安全の向上にあたって有効であると言及されている。
○ 特定機能病院については、群馬大学医学部附属病院において発生した、腹腔鏡を用いた肝臓の
手術を受けた患者8名が死亡した事案や、東京女子医科大学病院において発生した、小児の集中
治療において人工呼吸中の鎮静に使用することは禁忌とされているプロポフォールを継続投与さ
れた児が死亡した事案といった、大学附属病院等における医療安全に関する重大事案が相次いで
発生したことを踏まえ、医師・看護師等のスタッフがお互いの病院に立入を行い、医療安全の改
善のためのアドバイスを行う取組、いわゆるピアレビューを実施することが義務づけられている
とともに、第三者評価(※)を受審し、指摘事項に対応するよう努めるとともに、対応状況につい
て公表することが特定機能病院の承認要件となっている。(※)日本医療機能評価機構、JCI、ISOによる
○ 特定機能病院以外の医療機関においても、外部評価を受けることにより安全管理上の問題点を
明らかにすることは有効であることから、平成30年に医療安全対策地域連携加算が新設され、医
療機関相互の評価が算定要件の1つとなっている。
○ 例えば、独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)では、近隣の会員病院同士2~3病院でグ
ループを作り相互評価を実施している。相互評価を実施する病院の医療安全管理者同士で相談し
て毎年相互評価のテーマを決定し、相互評価を実施している。相互評価により、自院のみでは予
測していなかった指摘を受け、病院内での改善活動に繋げており、機構の全国病院長会議や看護
部長会議で改善事例の報告を行い、共有することにより医療安全対策の標準化を図っている。
○ こうした近年の動向を踏まえ、他病院からの評価や第三者評価を受審することにより、更なる
医療安全の向上を図っていくため、医療安全に関する外部評価について、作成指針へ追加するこ
とを検討する必要がある。
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(2)
外部からの評価に
よる医療安全の推
進
現状
○ 平成14年に策定された「医療安全推進総合対策」において、医療機関における医療安全の取組
への第三者による客観的な評価は、医療安全の向上にあたって有効であると言及されている。
○ 特定機能病院については、群馬大学医学部附属病院において発生した、腹腔鏡を用いた肝臓の
手術を受けた患者8名が死亡した事案や、東京女子医科大学病院において発生した、小児の集中
治療において人工呼吸中の鎮静に使用することは禁忌とされているプロポフォールを継続投与さ
れた児が死亡した事案といった、大学附属病院等における医療安全に関する重大事案が相次いで
発生したことを踏まえ、医師・看護師等のスタッフがお互いの病院に立入を行い、医療安全の改
善のためのアドバイスを行う取組、いわゆるピアレビューを実施することが義務づけられている
とともに、第三者評価(※)を受審し、指摘事項に対応するよう努めるとともに、対応状況につい
て公表することが特定機能病院の承認要件となっている。(※)日本医療機能評価機構、JCI、ISOによる
○ 特定機能病院以外の医療機関においても、外部評価を受けることにより安全管理上の問題点を
明らかにすることは有効であることから、平成30年に医療安全対策地域連携加算が新設され、医
療機関相互の評価が算定要件の1つとなっている。
○ 例えば、独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)では、近隣の会員病院同士2~3病院でグ
ループを作り相互評価を実施している。相互評価を実施する病院の医療安全管理者同士で相談し
て毎年相互評価のテーマを決定し、相互評価を実施している。相互評価により、自院のみでは予
測していなかった指摘を受け、病院内での改善活動に繋げており、機構の全国病院長会議や看護
部長会議で改善事例の報告を行い、共有することにより医療安全対策の標準化を図っている。
○ こうした近年の動向を踏まえ、他病院からの評価や第三者評価を受審することにより、更なる
医療安全の向上を図っていくため、医療安全に関する外部評価について、作成指針へ追加するこ
とを検討する必要がある。
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