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参考資料2 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23459.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第11回 1/20)《厚生労働省》
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かない業務に取り組み、薬事衛生全般にわたっての薬剤師職能の発揮が求め
られる。
(例:健康サポート業務、セルフケアを推進する中でのセルフメディ
ケーションを支援する対応、感染症に関して感染防止対策や治療薬・ワクチ
ンの対応、公衆衛生の対応、薬物乱用対策への対応、学校における健康教育
など)
②薬剤師の資質向上
(卒後研修)
○ 臨床実践能力を担保するためには、免許を取得しただけでは十分ではない。
薬学教育での実習や学習のみならず、免許取得直後の医療機関や薬局での臨
床での研修により、薬剤師として様々な施設を経験し、医療の実態を知るこ
とが重要であり、薬剤師の養成における資質向上策として、実習・研修の質
の確保を前提とした上で、卒前(実務実習)
・卒後で一貫した検討が必要であ
る。


免許取得直後の薬剤師を対象にした研修を実施している医療機関もある
が、検討会では、このような研修を、医師の臨床研修のように広く実施する
ことが必要であり、早期に検討すべきとの多くの指摘があった。卒後の臨床
研修に係る本年度の予算や科研費(厚生労働行政推進調査事業費補助金)を
もとに研修制度の実現に向けて、卒前の実務実習との関係性を含め、研修プ
ログラムや実施体制等の具体的な方法を今後検討すべきである。

(生涯研修・専門性)
○ 薬剤師をとりまく様々な変化に対応するためには、免許取得後も常に自己
研鑽に努めて専門性を高めていく対応が必要となる。研修に関しては、薬剤
師認定制度認証機構(CPC)の認証を受けた研修機関が実施している研修の受
講が進んでおり、そのような研修を薬剤師は活用すべきである。


薬剤師の専門性の認定が学会等で行われているが、臨床実践能力を更に高
めるためには、このような専門性を取得することも求められる。専門性に関
しては、第三者による確認など客観的な方策も含め、認定の質の確保につい
て検討が望まれる。

③その他
(周知・広報)
○ 薬剤師の業務について、国民・患者の理解も重要である。業務を行う上で
も、医療・介護関係者に薬剤師の取組について周知が必要であり、薬剤師や
関係団体、国においても広報を進めるべきである。薬と健康の週間をはじめ
として、普及啓発も含め対応すべきである。


6年制では、臨床実践能力を有し、高い専門性のほか、責任感や倫理観を
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