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参考資料2 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23459.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第11回 1/20)《厚生労働省》 |
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道府県、二次医療圏)で大きく異なることが予想される。地域の医薬品提供
体制を維持するための薬剤師確保の取組も考えることが必要である。
(供給推計)
○ 現在も新設校が増えており、全体の入学定員も増加している。供給は、養
成数が変わらなければ、毎年一定数の新たな薬剤師が増加していく可能性が
ある。
○
薬剤師の養成を考える際には、入学者が卒業するのは6年後であり、その
間は一定数の学生が養成され続けるため、養成数の変化の影響は、長期的な
検討が必要となる。
(需給推計)
○ 変動要因を考慮すると、概ね今後 10 年間は、需要と供給は同程度で推移す
るが、将来的には、需要が業務充実により増加すると仮定したとしても、供
給が需要を上回り、薬剤師が過剰になる。薬剤師業務の充実と資質向上に向
けた取組が行われない場合は需要が減少し、供給数との差が一層広がること
になると考えられる。
○
今回の需給推計は投薬対象者数、処方箋枚数、病床数などの薬剤師業務に
影響を与える要因の推移をもとに仮定条件をおいて推計したものであり、現
時点では地域偏在等により、特に病院を中心として薬剤師が充足しておらず、
不足感が生じている。薬局・医療機関で取り組もうとしている業務に応じて
薬剤師の必要数も変わることに留意が必要である。
3.まとめ(提言)
(1)薬剤師の養成等
①養成
○ 6年制が始まる前後に薬学部・薬科大学の新設が相次ぎ、入学定員数は4
年制当時と比較して大幅に増加し(平成 14 年度は 8,200 人、令和2年度は
11,602 人で約 1.4 倍に増加)、現在も大学が新設されている状況にある。一
方で、毎年入学定員を充足していない大学、入学試験の実質競争倍率が相当
低い大学(1.0~1.1 倍程度)が存在している。
○
入学しても、入学後の進級率/卒業留年率は大学によって非常に大きな差
があり、標準修業年限の6年間で卒業し、国家試験に合格できる学生は私立
大学の場合6割に満たない状況であり、学生の質の維持に課題がある大学が
存在する。学生の質に影響を与える関連事項として、入学試験における前述
の実質競争倍率の低さ、受験科目の少なさ(私立大では理科は化学のみ等の
8
体制を維持するための薬剤師確保の取組も考えることが必要である。
(供給推計)
○ 現在も新設校が増えており、全体の入学定員も増加している。供給は、養
成数が変わらなければ、毎年一定数の新たな薬剤師が増加していく可能性が
ある。
○
薬剤師の養成を考える際には、入学者が卒業するのは6年後であり、その
間は一定数の学生が養成され続けるため、養成数の変化の影響は、長期的な
検討が必要となる。
(需給推計)
○ 変動要因を考慮すると、概ね今後 10 年間は、需要と供給は同程度で推移す
るが、将来的には、需要が業務充実により増加すると仮定したとしても、供
給が需要を上回り、薬剤師が過剰になる。薬剤師業務の充実と資質向上に向
けた取組が行われない場合は需要が減少し、供給数との差が一層広がること
になると考えられる。
○
今回の需給推計は投薬対象者数、処方箋枚数、病床数などの薬剤師業務に
影響を与える要因の推移をもとに仮定条件をおいて推計したものであり、現
時点では地域偏在等により、特に病院を中心として薬剤師が充足しておらず、
不足感が生じている。薬局・医療機関で取り組もうとしている業務に応じて
薬剤師の必要数も変わることに留意が必要である。
3.まとめ(提言)
(1)薬剤師の養成等
①養成
○ 6年制が始まる前後に薬学部・薬科大学の新設が相次ぎ、入学定員数は4
年制当時と比較して大幅に増加し(平成 14 年度は 8,200 人、令和2年度は
11,602 人で約 1.4 倍に増加)、現在も大学が新設されている状況にある。一
方で、毎年入学定員を充足していない大学、入学試験の実質競争倍率が相当
低い大学(1.0~1.1 倍程度)が存在している。
○
入学しても、入学後の進級率/卒業留年率は大学によって非常に大きな差
があり、標準修業年限の6年間で卒業し、国家試験に合格できる学生は私立
大学の場合6割に満たない状況であり、学生の質の維持に課題がある大学が
存在する。学生の質に影響を与える関連事項として、入学試験における前述
の実質競争倍率の低さ、受験科目の少なさ(私立大では理科は化学のみ等の
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