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【資料2-3】 坂巻構成員からの提出資料 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27702.html
出典情報 医薬品の迅速かつ安定的な供給のための流通・薬価制度に関する有識者検討会(第1回 8/31)《厚生労働省》
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ジェネリック流通の複雑化
薬価差益の追求

「共同購入組織」

新薬に比べ薬価差益が得やすいジェネリック市場

 薬局

 ジェネリック市場:ロードマップによるジェネリック市場の拡大。
⇒いまだにプライマリ市場の位置づけが大きく、薬価差益総額は大きい市場
(1品目での薬価差益額は小さいが、量が大きい)。

 新薬:プライマリ市場、ブロックバスターの減少。

 薬局チェーンでの本部価格交渉。
 個人薬局がチェーン薬局と同様に購買力を持つための
ボランタリーチェーン等の台頭。
 薬局関連卸や卸関連薬局設立(納入価の不透明化)。

⇒新薬創出加算や1社流通などにより、相対的に薬価差益や卸マージン小。
卸においても、収益源としてのジェネリックの重み増加。

 薬局市場でのジェネリック医薬品拡大。
 医薬分業の進展により薬局市場が拡大し、薬局におけるジェネリックの位置づけ。
 ヒトからモノへの調剤報酬により、安定した収益源としての薬価差益。

シェア確保のための納入価への姿勢
 数量シェア80%政策目標のもとで、個々の企業も数量シェア拡大、早期の
市場確保。

 企業数の多さによる不健全な市場競争(とりわけ中小企業による価格競争)。
 3価格帯制度等による価格への責任が持ちにくい薬価制度。

 病院、診療所
 病院共同購入組織、本部等での価格交渉。
 病院関連商社・販社、共同購入組織(企業)などの設立。

数量拡大と納入価引き下げ
 KAM (Key Account Manager) による共同購入組織・本部交渉。
 薬価収載直後からの納入価引き下げで市場確保。

⇒薬価差によるシェア拡大の姿勢。
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