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参考資料2 科学的裏付けに基づく介護に係る検討会 取りまとめ (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198094_00053.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 介護情報利活用ワーキンググループ(第1回 9/12)《厚生労働省》
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ついても検討していく必要がある。
・ また、今後の外国人介護労働者の増加等を考慮すると、調査の事務負担を軽減する
よう収集項目の絞り込みを検討していくとともに、用語及びその評価の明確な定義
づけが必要である。
・ 特に、CHASE で収集するアウトカムに関する情報等を分析・比較していくにあたっ
て、介入に係るデータの収集も必要であり、その項目等を含めて、国際化も視野に
入れ ICHI11等への対応を考慮しつつ、可能なものから検討を進めていく必要がある。
・ モデル事業等今後の研究等において、新たに指標の科学的な妥当性が確保される
など、収集のフィージビリティが検証された項目については、適宜、CHASE の収集項
目に追加していくことが必要である。
・ 同時に、質の高い介護の実践や、データの収集のためには、専門職の関与等も含め
て、CHASE において収集する項目についての評価方法についても検討を行い、例え
ば、食形態を写真や絵を用いて示すなど幅広い職種が同じ評価ができるよう必要な
ガイドラインの作成や研修を実施していくことが重要である。
(2) 今後の検討の進め方等について
・ CHASE における収集に実効性を持たせていくためには、今後の介護保険制度改正
や介護報酬改定に係る議論等において、CHASE を用いた解析結果等も生かしつつ、関
係者の理解を得ながら、収集のための仕組みを検討していく必要がある。


その際には、加算における様式例の項目など、事業所において取得されることに
なることが想定され、事業所におけるシステムとの連携等によって大きな負担なく
収集が可能な項目等については、モデル事業等の状況に応じて追加できる項目等と
あわせて、柔軟に CHASE における収集の対象とできるようなシステム構成12にして
おくことが必要である。

・ 更に、介護の場は、高齢者等の生活の場でもあることから、より、幸福感や人生の
満足感等も含めた生活の視点を重視し、例えば、単なる身体的な能力の維持・向上
だけでなく、何が生活の中でできるようになったか、ということや、利用者の社会
参加、食事の方法、排泄の方法、日中の過ごし方、本人の意思の尊重、本人の主体
性を引き出すようなケアの提供方法等についても、どう現場にフィードバックして
いくかも含めて、CHASE に取り込んでいくことができるよう検討を進めていく。
・ また、CHASE で収集するデータは個人レベルでの科学的介護の実現に資するもの
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International Classification of Health Interventions

12

クラウドシステムや拡張が可能なデータベース形式等によるものを想定

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