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資料1-1 特定健診・特定保健指導の健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項について(議論のまとめ) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28516.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会(第3回 10/12)《厚生労働省》
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● 喫煙は、動脈硬化や脳卒中死亡、虚血性心疾患死亡、2型糖尿病の発症等のリ
スク因子であり、禁煙後に時間経過によりリスクは低下していくが、生涯非喫煙者
(これまで全く喫煙していない者)と比較して、過去喫煙者(過去喫煙していた
が、現在は喫煙しない者)は健康リスク及び喫煙リスク(喫煙を再開するリスク)
が高いことが報告されている。現在の回答選択肢では、「いいえ」と回答した者の
中に、
「生涯非喫煙者」に加えて、健康リスク及び喫煙リスクのある「過去喫煙
者」が含まれており、両者を区別して把握することが難しいことから、
「過去喫煙
者」を区別するために、回答選択肢に「②以前は吸っていたが、最近1ヶ月間は吸
っていない(条件2のみ満たす)
」を追加する。
● 「現在、習慣的に喫煙している者」の定義をより明確化するとともに、データ
活用における継続性の観点から、現行の定義を可能な限り維持した上で、分かりや
すい表現に修正することとし、条件1・2を用いて表記することとする。
②飲酒に関する質問項目について
○ 項目 18・19 の飲酒に関する質問項目と回答について、以下のように修正する。

※黒字:現行使用されているもの 赤字:修正箇所

● 飲酒の健康影響は、曝露頻度(飲酒の頻度)と曝露量(飲酒量)で推計される
が、飲酒頻度・飲酒量ともに、項目 18・19 における回答選択肢が細分化されてお
らず、健康日本 21(第二次)や WHO のガイドライン等に基づく「生活習慣病のリ
スクを高める量を飲酒している者」の一部について、適切に把握することが難し
い。これらの飲酒に係るリスクのある者を把握できるよう、飲酒の頻度について
は、現行の回答選択肢「②時々」を、
「②週5~6日」
、「③週3~4日」、
「④週1
~2日」、「⑤月に1~3日」

「⑥月に1日未満」に修正するとともに、飲酒量につ
いては、「④3~5合未満」、
「⑤5合以上」を追加する。
● 最も多い禁酒の理由は、「健康障害(何らかの病気のために禁酒した)」であ
り、禁酒者で死亡リスクが非常に高いとの報告がある。項目 18 における現在の回
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