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資料1-1 特定健診・特定保健指導の健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項について(議論のまとめ) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28516.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会(第3回 10/12)《厚生労働省》
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● 特定健診・特定保健指導における保健指導判定値等について、健診の実施のし
やすさの観点から、第3期より、随時採血が認められた経緯等を踏まえ、上記ガイ
ドラインの変更に伴い、食事の影響が大きい中性脂肪の基準値に、随時採血時の値
を追加することとする。
○ 拡張期血圧に係る基準値の変更については、特定健診の対象年齢層、メタボリ
ックシンドロームの対象者に係る有効性、費用対効果等も考慮した検証等を進めた
上で、今後の検討課題とする。
● 海外の複数のガイドラインにおいても、拡張期血圧は 80mmHg が基準となってお
り、国際標準としてはこの値が妥当であるとの観点で、高血圧学会のガイドライン
は変更された。一方で、直近の特定保健指導の実施率が、国の目標とする 45%の
半分程度であるという状況において、特定保健指導対象者の裾野を拡げることにつ
いては、慎重に検討すべきという意見もあり、拡張期血圧の基準値の変更について
は、今後の検討課題とする。
②詳細な健診の項目について
○ 特定健診の詳細な健診の項目について、現状の項目及び運用を維持する。
● 厚生労働科学研究費補助金による研究班において心電図検査、眼底検査、血清
クレアチニン検査、貧血検査について評価が行われ、これらの評価結果を踏まえ
て検討を行ったところ、検査値等が基準に該当した場合、医師の判断で実施して
いる検査については、医療機関を受診した上で、まず生活習慣病の診断を行うと
ともに、医師の判断のもとで行うべき検査ではないかという意見や、高血圧や糖
尿病等の生活習慣病がある者が確実に医療機関にかかり、且つ定期的な眼底検査
等を受けていれば、基本的に詳細な健診の項目は不要ということになるのではな
いかといった意見もあったが、生活習慣病の重症化を早期に評価する観点や、労
働安全衛生法に基づく定期健康診断との整合性に係る観点等を踏まえ、現状の項
目と運用を維持する。
③新しい健診項目・手技について
○ 新しい健診項目・手技については、現時点で新たに追加は行わない。
● 厚生労働科学研究費補助金による研究班において、血液検査項目(脳性ナトリ
ウム利尿ペプチド(BNP)
、高感度 CRP、脂質詳細検査等)、生理検査項目(上下肢
脈波伝播速度(baPWV)、心臓足首血管指数(CAVI)
、上下肢血圧比(ABI)
、頸動脈
超音波検査等)、検査手技(指先採血、インピーダンス法による内臓脂肪測定等)
等の新しい健診項目・手技についての検証結果を踏まえ、検討を行ったが、いず
れも基本項目として健診受診者全員に実施するのに資するというエビデンスは認
めなかったため、現時点で新たに追加は行わないこととする。
● 厚生労働科学研究費補助金による研究班において、非接触型の検査である指先
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