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資料1-1 特定健診・特定保健指導の健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項について(議論のまとめ) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28516.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会(第3回 10/12)《厚生労働省》
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答選択肢では、「③ほとんど飲まない」と回答した者に、
「禁酒者」が含まれてお
り、過去から現在までほとんど飲酒をしていない者と区別して把握することが難し
いことから、
「禁酒者」を飲酒に係るリスクがない群と区別するため、回答選択肢
に「⑦やめた」を追加する。これらの修正により、生活習慣病や健康障害に係るリ
スクの詳細な評価や、必要に応じた適切な助言を行うことが可能となる。
● 質問項目の飲酒量の換算に関する補足説明について、回答者の理解を促すた
め、量(ml)にアルコール度数を併記する等の修正を行う。
③保健指導に関する質問項目について


項目 22 の質問項目を特定保健指導の受診歴を確認するものに修正する。

※黒字:現行使用されているもの 赤字:修正箇所

● 現行の質問項目では、積極的に保健指導を受けたいとの希望の有無に関わら
ず、健診結果に基づき基準を満たす場合には、特定保健指導の対象となることが理
解されず、
「②いいえ」と回答した者に対して、保健指導実施者が介入する際にト
ラブルが発生するケースがある等の指摘がある。このような誤解が生じる可能性を
回避するとともに、特定保健指導の受診歴を確認する質問に変更することで、転職
等のために保険者が変わり、新しい保険者が過去の特定保健指導の受診歴に係るデ
ータを保有していない場合であっても、この質問項目から受診歴を把握し、過去の
特定保健指導の受診歴に応じた対応方法の考慮が可能となる。また、データヘルス
の観点からも特定保健指導の受診歴を踏まえた有効な分析が可能となる。
3.健診項目の見直しについて
健診項目の見直しに当たっては、科学的知見の整理を前提としつつ、これに加え
て、生活習慣病対策全体を俯瞰した視点、実施体制、実現可能性と効率性、実施
率、費用対効果といった視点を踏まえ検討を行うこととした。また、労働安全衛生
法に基づく定期健康診断との連携の観点や、健康診査等指針、第3期の期間内にお
ける特定健診・特定保健指導に関連した各学会のガイドラインの変更(※)も踏ま
えて検討を行った。
(※)具体的には、以下の2点である。
・日本高血圧学会「高血圧ガイドライン 2019」が発刊され、拡張期血圧の基準値
等が変更された。
・日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022 年版」が発刊され、
脂質異常症診断基準に随時(非空腹時)の中性脂肪(トリグリセライド)値が
追加・設定された。
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