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資料1-1 特定健診・特定保健指導の健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項について(議論のまとめ) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28516.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会(第3回 10/12)《厚生労働省》
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での採血を用いた在宅検査のキットについて健康診断の場で同時採血を実施して
評価したところ、各検査項目の相関係数は、概ね 0.8~0.9 と高かったが、空腹時
血糖のように相関がやや弱い項目も認めた。これに加えて、検体の処理が不適切
であること等により、再検査となるケースが一定程度生じるといった課題も認め
たため、現時点で、特定健診における血液検査として採用することは難しいと考
えられ、今後の測定精度の改善や、採血に係る処理方法の簡便化等を踏まえて、
検討することとする。
Ⅲ.その他
1.受診勧奨判定値について
健康増進には、「予防・健康づくり」と「重症化予防」が重要であり、特定健診・
特定保健指導においては、医療機関への未受診者に対する受診勧奨等を行うこと
で、
「予防・健康づくり」や「重症化予防」に結びつけていくことが可能となる。

○ 「標準的な健診・保健指導プログラム」において、受診勧奨判定値を超えるレベ
ルの場合に直ちに服薬等の治療が開始されるという誤解を防ぐための注釈等を追
加するとともに、保健指導実施者が、健診受診者に正しく情報を伝えるために、フ
ィードバック文例集の活用がより一層進むよう分かりやすく明示する。
● 受診勧奨判定値は、医療機関への受診を促すものとして設定されているが、受
診勧奨判定値を超えるレベルの検査項目があった場合に、すぐに服薬等の治療が
必要であると誤解する健診受診者が一定程度生じているとの指摘があり、生活習
慣の改善を図りながら、医療機関で経過を観察するようなケースもあることが、
あまり認識されていないのではないかとの意見や、そのようなケースに対する医
療機関側の対応についても留意が必要ではないか等の指摘があったことから、こ
れらに対応するために必要な見直しを行う。
● 特定健診・特定保健指導制度の中で用いている「受診勧奨判定値」や「保健指
導判定値」については、変更に一定の時間を要するが、各学会のガイドラインは
随時更新され、医療現場はガイドラインに則って治療を行うため、その齟齬を埋
めることを目的として、ガイドラインに基づいたフィードバック文例集が用意さ
れており、
「標準的な健診・保健指導プログラム」の構成等について、フィードバ
ック文例集の活用がより一層進むような修正を行う。
○ 「標準的な健診・保健指導プログラム」に、医療関係者への情報提供を目的と
した医療機関持参用文書(案)を掲載し、健診受診者が医療機関を受診する際等
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