介護事業所における生産性向上推進事業

令和４年度予算（令和３年度予算額）
１．７億円（２．３億円）

○ 介護分野における生産性の向上を推進するため、令和３年度までに、介護現場革新会議における基本方針のとりまとめやパイロット事
業を実施するとともに、「生産性向上ガイドライン」「生産性向上の取組みを支援・促進する手引き」「業務改善活動の推進スキル研修手順
書 」を作成し、各事業所が取組を行うための手法を開発してきた。
○ こうした取り組みを全国に展開・普及するため、令和２・３年度に全国セミナーやフォーラムを開催するとともに、都道府県等が開催する
「介護現場革新会議」において介護現場の生産性向上に必要と認められる取組に対する支援等を実施してきた。
〇 令和４年度はこれまでの取り組みを一部拡充のうえ継続する。
事業概要
○ 介護事業所における生産性向上の取組を普及するため、介護現場の生産性向上に関するセミナーを各地で開催する。
地域の実情に応じた介護現場の生産性向上に関する取組を全国に普及するため、地域の先進事業所や自治体と連携しつつ、
生産性向上に資するガイドラインの取組内容等に関するセミナーを、それぞれの役割に応じて開催する。
① トップセミナー（経営者層）
・ 経営者層に対して、業務改善に取組む意義から好事例の紹介等、介護現場の生産性向上への取組の意識啓発を目的
とした講義セミナーの実施。
② ミドルセミナー（介護従事者層）
・ 介護従事者層に対して、介護ロボットやICT機器の活用事例の紹介から体験利用、業務の課題分析や実行計画の作成
等のワークショップセミナーを行い、業務改善の司令塔となるプロジェクトリーダーの育成を目指す。
③ 好事例の横展開を図るセミナー
・ ＩＣＴ化などによる生産性向上に取り組む介護事業所の好事例を横展開するためのセミナー・フォーラムを開催し、
各事業所において更なる生産性向上の取組を推進する。
○ すべての事業所が主体的に継続して生産性向上の取組を行えるよう、積極的に改善活動を行っている事業所の取組を
見える化する方策について、更に具体的に検討を深めるとともに、令和３年度に作成する評価ツールを事業所で用いた結果を
集計・検証するなどして、評価スキームの検討を行う。

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