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資料3 第4期がん対策推進基本計画に向けた議論 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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精度管理に係る第3期の取組と課題について
○第3期における取組
 精密検査未受診者への郵送や電話等による個別受診再勧奨の取組が、自治体において行わ
れている。
 がん検診の「事業評価のためチェックリスト」等によりチェックリストの実施状況を把握
することとしている。自治体においては、チェックリストの全項目のうち、60~80%の
項目が実施されており、実施率は向上している。
 「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」(平成20年3月、がん検診
事業の評価に関する委員会報告)について、令和3年度中に見直し予定である。
 がん検診の受診対象者に対し、がん検診の利益・不利益を説明する重要性について、指針
内で明確化した。
 科学的根拠に基づいたがん検診の精度管理方法等については、厚生労働科学研究等で検討
している。

○課題(案)
 精密検査受診率は、多くのがん種で十分ではない。また、精密検査未把握率や精密検査未
受診率については、依然として一定の水準で推移している。引き続き、がん検診の受診者
に、要精密検査受診の必要性を説明し、自治体に、精密検査実施機関等からの精密検査結
果の把握を徹底する等、精密検査実施率の改善に向けた対策を検討する必要がある。
 指針に基づかないがん検診の実施率は、85.4%と高い状況が続いていたことから、市区町
村は指針に基づいたがん検診の適切な実施に努め、都道府県は、管轄する市区町村のがん
検診の実施状況を踏まえ、市区町村に対し必要な指導・助言等を行うよう体制を整備して
いくことが必要である。
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