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資料1-1 全ゲノム解析等に係る検討状況等について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28954.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会 全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第12回 11/15)《厚生労働省》
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「全ゲノム解析等実行計画2022」(第11回専門委員会からの主な変更点)
7. 倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues, ELSI)に係る事項
本実行計画は、国内において前例のない規模での全ゲノム解析等の実施やデータベースの構築、創薬
や診断技術等の研究開発の促進、全ゲノム解析等の成果の患者への還元等を定めている。これらの事
業の実施には、様々な倫理的・法的・社会的課題(ELSI)が付随すると想定される。本事業が社会の
理解と信頼に基づき適切に実施されるためにはELSIへの適切な対応と、そのための体制の整備が必要
不可欠である。
具体的には、事業実施組織にELSI部門を設置し、専門性を備えた人員を配置して、事業全体として
ELSIに適切に配慮しつつ計画を実施するために必要な取り組みについて、検討、対応を行う。

ELSIへの対応にあたっては、特に以下の点については留意が必要である。
(追記)
・ゲノム情報等による不利益が生じないようにするために社会環境の整備をする上での制度面での課
題を把握したうえで、本事業における対応方針を検討する。

8. 患者・市民参画(Patient and Public Involvement, PPI)に係る事項
本実行計画の実施にあたっては、対象患者への周知、説明だけでなく、広く国民や社会に対して継続
的に情報発信を行うとともに、患者・市民参画の仕組みを構築して透明性の確保と患者・市民の視点
の導入に努めることが必要である。
具体的には、事業実施組織に患者・市民参画部門を設置することに加え、本計画に参画する研究機
関・医療機関においても患者・市民の視点を取り入れるための体制を設ける。これらを通じて広く国
民向けの情報発信・周知活動を実施するとともに、患者・市民からの意見を集約し事業に反映させる
ための体制を構築する。また、PPIに必要な人材を育成するための支援を行い、国民向けの教育体制の
整備等、より適切なPPI実施のための方法についての研究や検討を実施する。

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