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参考資料9 「全ゲノム解析等実行計画2022」 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28954.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会 全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第12回 11/15)《厚生労働省》
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産業フォーラム、アカデミアフォーラム
創薬や診断技術の研究開発を促進し、患者にいち早く成果を届けるため、
産業界・アカデミアが参画するフォーラムを形成し、産学連携のデータ利
活用の推進を図る。
1)産業界の役割について
全ゲノム解析等により得られたデータをもとに、新たな診断技術や治
療薬の開発等を目指す。そのために、産業界が主体的に、データ収集の
過程を含めて本事業に、計画の当初から参画できるよう、産業界が主催
する「産業フォーラム」を構築する。
産業フォーラムは、全ゲノム解析等に係るデータ利活用による創薬や
診断技術の研究開発等を推進することを主目的とする。製薬企業をはじ
めとする産業界が主催し、医療産業、非医療産業に関わらず、またベン
チャー企業も含め多くの企業が参画できるような組織として、令和4年
度中の発足を目指す。また、各企業による人的、技術的、経済的協力に
応じて、データの利活用にインセンティブを設けるなど、具体的な運用
ルールを定める。
2)アカデミアの役割について
全ゲノム解析等により得られたデータをもとに、ゲノム医療にかかる
研究の進展を目指す。そのために、アカデミアが主体的に全ゲノム解析
等に係る学術的協議を行うためのオールジャパンの学術組織として、ア
カデミアが主催する「アカデミアフォーラム」を構築する。
アカデミアフォーラムには、全ゲノム解析等に係るデータを共有し、
幅広いデータ利活用の権限を付与する対価として、領域別に専門家によ
るグループを設置し、高度な横断的解析等によって新たに指摘された変
異等の知見についての臨床的意義、病理学的意義を協議し、必要なデー
タを取りそろえたのち、エキスパートパネル等における患者還元に値す
るものかどうか判断するなどの役割が求められる。
その他、アカデミアフォーラムへの組織単位での入会審査、その所属
研究者の登録、共同研究に係る調整など具体的な運用ルールを定め、令
和4年度中の発足を目指す。

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