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参考資料9 「全ゲノム解析等実行計画2022」 (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28954.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会 全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第12回 11/15)《厚生労働省》
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(Information and Communication Technology, ICT)の導入
患者への説明及び同意取得にあたっては、適切なツールや通信環
境を整えた上で、e-コンセント(電磁的方法によるインフォームド・
コンセント(Informed Consent, IC))の導入を検討する。e-コンセ
ントの利用にあたっては、その利点及び留意点について十分に理解
することが必要である。
また、e-コンセントを医療現場に導入する際には、病院での IC 情
報の授受・管理の手法や解析・データセンターとの連携手段につい
て、医療現場での実働性を踏まえた問題の抽出と開始に向けた具体
案の検討が必要である。さらに、e-コンセントを導入する場合は、
単に説明・同意取得・記録保存の電子化を行うだけでなく、患者が
主体となって情報管理が行えるオンラインプラットフォームの整備
を併せて検討すべきである。
(e-コンセントの利点)
・ICF の内容の修正やトラッキング、一元的管理が容易化による効
率化
・個々のペースに合わせた説明コンテンツの利用や、同意内容の振
り返り・確認、家族等との共有がしやすくなることによる患者の
理解の向上
・本事業への参加率の向上
・患者への再連絡(リコンタクト)に係る利便性の向上
(利用にあたっての留意点)
・ICT に不慣れな患者にとって、内容の理解や意思表示が困難。
・対面に比べ質問の機会が減少することにより、患者に対する丁寧
な対応が損なわれやすい。
・代諾者が必要な場合の対応や要件の確認が困難。
(e-コンセントの導入にあたって検討すべき点)
・病院での IC 情報の授受・管理の手法
・解析・データセンターとの連携手段
・患者が主体となって情報管理が行えるオンラインプラットフォ
ームの整備

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