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10【参考資料1-5】組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチンについて(第18回ワクチン評価に関する小委員会資料1) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
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厚生科学審議会副反応検討部会・安全対策調査会合同会議(令和3年10月1日、11月12日開催)

HPVワクチンの積極的勧奨の取扱いに関する議論と結論

1.HPVワクチンの安全性・有効性に関する最新のエビデンスについて


令和4年1月27日第47回予防接種
基本方針部会資料1より

安全性・有効性に関する近年の主要なエビデンスが示され、現在のエビデンスによれば、ワクチンの安全性についての特段
の懸念は認められない。今後も、合同会議において新たなエビデンスを収集しつつ、安全性の評価を行っていく。

2.HPVワクチン接種後に生じた症状に苦しんでいる方に寄り添った支援について


協力医療機関において必要な診療を提供するための体制が維持されている一方で、近年、ワクチン接種後に生じた症状で受
診する患者がいない医療機関も多い。これまでも実施してきた協力医療機関向けの研修会について、ニーズ等を踏まえ内容の
充実を行っていく。また、協力医療機関同士の相談体制の構築、協力医療機関と都道府県等が必要な情報を共有できるような
連携の強化を行っていく。併せて、協力医療機関の診療実態を把握するための調査を継続的に実施していく。



地域の医療機関がワクチン接種後に生じた症状への適切な対応や協力医療機関等への紹介を円滑に実施できるよう、また、
学校医に他の医療機関や都道府県等と必要な連携を取っていただけるよう、地域の医療機関に必要な情報の周知を行ってい
く。



地域における相談支援体制について衛生部局と教育部局との連携が重要であり、関係機関との一層の連携を図っていく。

3.HPVワクチンに関する情報提供について



接種対象者等が情報に接する機会を確保し、接種について検討・判断できるよう、自治体からの情報提供資材(リーフレッ
ト等)の個別送付が広がった結果、国民の理解が進み、接種者数が増えてきている。
最新のエビデンス等を踏まえてリーフレットを改訂する。

積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当との結論

厚生労働省として、来年度からの積極的な勧奨の再開を決定
(令和3年11月26日に健康局長通知*を発出)
*通知の概要
・個別勧奨を、基本的に令和4年4月から順次実施すること。(準備が整った場合には今年度中に実施可)
・積極的勧奨差し控えの間に接種の機会を逃した方への接種機会の提供について、審議会で検討すること。

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