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【資料No.1】★審査報告書(3) (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29325.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和4年度第5回 11/22)、医薬品第二部会(令和4年度第13回 11/22)(合同開催)《厚生労働省》 |
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3.
非臨床薬理試験に関する資料及び機構における審査の概略
3.1 効力を裏付ける試験
3.1.1
in vitro 抗ウイルス活性(CTD 4.2.1.1-22~24)
SARS-CoV-2 の臨床分離株を感染させた VeroE6/TMPRSS2 細胞を用いて、本薬及びレムデシビルの抗
ウイルス活性が細胞変性を指標に検討され、結果は表 2 のとおりであった。各臨床分離株に対する本薬の
平均 EC50 は従来株1)と同程度であり、機構は、各臨床分離株に対して本薬が抗ウイルス活性を有してい
ることを確認した。
表 2 in vitro における SARS-CoV-2 に対する本薬及びレムデシビルの抗ウイルス活性
平均 EC50(µmol/L)
ウイルス株
ウイルス系統
本薬
レムデシビル
P.3(theta)
hCoV-19/Japan/TY28-444/2021
0.29
0.98
hCoV-19/Japan/TY33-456/2021
C.37(lambda)
0.27
3.2
hCoV-19/Japan/TY26-717/2021
B.1.621(mu)
0.43
3.9
B.1.1.529/BA.2.75(omicron)
hCoV-19/Japan/TY41-716/2022
0.30
0.91
hCoV-19/Japan/TY41-703/2022
B.1.1.529/BA.4(omicron)
0.22
0.65
B.1.1.529/BA.5(omicron)
hCoV-19/Japan/TY41-702/2022
0.40
1.3
B.1.1.529/XE a)(omicron)
hCoV-19/Japan/TY41-686/2022
0.44
1.1
a)B.1.1.529/BA.1 及び B.1.1.529/BA.2 の組換え体
4.
臨床的有効性及び臨床的安全性に関する資料並びに機構における審査の概略
4.1 国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験(CTD 5.3.5.1-01:T1221 試験、jRCT2031210350<2021 年 9 月~継続中>)
4.1.1 第Ⅲ相パート<2022 年 8 月データカットオフ、速報値>
SARS-CoV-2 による感染症患者[目標例数 780 例(各群 260 例)]を対象に、本薬の有効性及び安全性
を検討することを目的として、プラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験が、日本、ベトナム及び
韓国の 3 カ国で実施された。本試験の主な選択・除外基準は表 3 のとおりであった。なお、第Ⅲ相パート
の試験中に行われた主な試験計画の変更は 6.1 に記載した。
表 3 主な選択・除外基準
12 歳以上 18 歳未満かつ体重 40 kg 以上又は 18 歳以上 70 歳未満 a)
SARS-CoV-2 陽性(無作為化前 120 時間以内に採取された検体を用いた PCR 検査等により確認)
SARS-CoV-2 による感染症の症状(14 症状 b)のうち 1 つ以上)発現が無作為化前 120 時間以内
無作為化時点において、SARS-CoV-2 による感染症の症状(12 症状)c)のうち、中等度(スコア 2)d)以上の症状
選択基準
が 1 つ以上認められる。ただし、SARS-CoV-2 による感染症の発症前から存在した症状である場合は、SARS-CoV2 による感染症により悪化したと被験者が判断した症状に限る。
5.
治験薬投与開始~投与終了後少なくとも 10 日間避妊が可能な者
6.
(女性のみ)妊婦ではなく、妊娠している可能性もない者
1.
SpO2 が 93%以下(室内気)
2.
酸素投与を要する
除外基準
3.
人工呼吸器を要する
4.
中等度以上(CTCAE 第 5.0 版 Grade 2 以上)の肝疾患の現病歴又は慢性病歴を有する
5.
中等度以上(CTCAE 第 5.0 版 Grade 2 以上)の腎疾患の現病歴又は慢性病歴を有する
a)体重 40 kg 以上に限る年齢について、プロトコル第 9 版(2022 年 7 月 8 日)で、12 歳以上 20 歳未満から 12 歳以上 18 歳未満に変更
された。
b)①倦怠感又は疲労感、②筋肉痛又は体の痛み、③頭痛、④悪寒又は発汗、⑤熱っぽさ又は発熱、⑥鼻水又は鼻づまり、⑦喉の痛み、
⑧咳、⑨息切れ(呼吸困難)、⑩吐き気、⑪嘔吐、⑫下痢、⑬味覚異常、⑭嗅覚異常
c)①倦怠感又は疲労感、②筋肉痛又は体の痛み、③頭痛、④悪寒又は発汗、⑤熱っぽさ又は発熱、⑥鼻水又は鼻づまり、⑦喉の痛み、
⑧咳、⑨息切れ(呼吸困難)、⑩吐き気、⑪嘔吐、⑫下痢
d)症状のスコアを被験者本人が 4 段階(0:なし、1:軽度、2:中等度、3:重度)で評価
1.
2.
3.
4.
用法・用量は、本薬を 1 日目は 375 mg を、2 日目から 5 日目は 125 mg を 1 日 1 回経口投与(以下、
EC50:0.37 µmol/L[審査報告(1)3.1.2.1、表 6 参照]
1)
2
ゾコーバ錠 125 mg_塩野義製薬株式会社_審査報告書(3)
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非臨床薬理試験に関する資料及び機構における審査の概略
3.1 効力を裏付ける試験
3.1.1
in vitro 抗ウイルス活性(CTD 4.2.1.1-22~24)
SARS-CoV-2 の臨床分離株を感染させた VeroE6/TMPRSS2 細胞を用いて、本薬及びレムデシビルの抗
ウイルス活性が細胞変性を指標に検討され、結果は表 2 のとおりであった。各臨床分離株に対する本薬の
平均 EC50 は従来株1)と同程度であり、機構は、各臨床分離株に対して本薬が抗ウイルス活性を有してい
ることを確認した。
表 2 in vitro における SARS-CoV-2 に対する本薬及びレムデシビルの抗ウイルス活性
平均 EC50(µmol/L)
ウイルス株
ウイルス系統
本薬
レムデシビル
P.3(theta)
hCoV-19/Japan/TY28-444/2021
0.29
0.98
hCoV-19/Japan/TY33-456/2021
C.37(lambda)
0.27
3.2
hCoV-19/Japan/TY26-717/2021
B.1.621(mu)
0.43
3.9
B.1.1.529/BA.2.75(omicron)
hCoV-19/Japan/TY41-716/2022
0.30
0.91
hCoV-19/Japan/TY41-703/2022
B.1.1.529/BA.4(omicron)
0.22
0.65
B.1.1.529/BA.5(omicron)
hCoV-19/Japan/TY41-702/2022
0.40
1.3
B.1.1.529/XE a)(omicron)
hCoV-19/Japan/TY41-686/2022
0.44
1.1
a)B.1.1.529/BA.1 及び B.1.1.529/BA.2 の組換え体
4.
臨床的有効性及び臨床的安全性に関する資料並びに機構における審査の概略
4.1 国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験(CTD 5.3.5.1-01:T1221 試験、jRCT2031210350<2021 年 9 月~継続中>)
4.1.1 第Ⅲ相パート<2022 年 8 月データカットオフ、速報値>
SARS-CoV-2 による感染症患者[目標例数 780 例(各群 260 例)]を対象に、本薬の有効性及び安全性
を検討することを目的として、プラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験が、日本、ベトナム及び
韓国の 3 カ国で実施された。本試験の主な選択・除外基準は表 3 のとおりであった。なお、第Ⅲ相パート
の試験中に行われた主な試験計画の変更は 6.1 に記載した。
表 3 主な選択・除外基準
12 歳以上 18 歳未満かつ体重 40 kg 以上又は 18 歳以上 70 歳未満 a)
SARS-CoV-2 陽性(無作為化前 120 時間以内に採取された検体を用いた PCR 検査等により確認)
SARS-CoV-2 による感染症の症状(14 症状 b)のうち 1 つ以上)発現が無作為化前 120 時間以内
無作為化時点において、SARS-CoV-2 による感染症の症状(12 症状)c)のうち、中等度(スコア 2)d)以上の症状
選択基準
が 1 つ以上認められる。ただし、SARS-CoV-2 による感染症の発症前から存在した症状である場合は、SARS-CoV2 による感染症により悪化したと被験者が判断した症状に限る。
5.
治験薬投与開始~投与終了後少なくとも 10 日間避妊が可能な者
6.
(女性のみ)妊婦ではなく、妊娠している可能性もない者
1.
SpO2 が 93%以下(室内気)
2.
酸素投与を要する
除外基準
3.
人工呼吸器を要する
4.
中等度以上(CTCAE 第 5.0 版 Grade 2 以上)の肝疾患の現病歴又は慢性病歴を有する
5.
中等度以上(CTCAE 第 5.0 版 Grade 2 以上)の腎疾患の現病歴又は慢性病歴を有する
a)体重 40 kg 以上に限る年齢について、プロトコル第 9 版(2022 年 7 月 8 日)で、12 歳以上 20 歳未満から 12 歳以上 18 歳未満に変更
された。
b)①倦怠感又は疲労感、②筋肉痛又は体の痛み、③頭痛、④悪寒又は発汗、⑤熱っぽさ又は発熱、⑥鼻水又は鼻づまり、⑦喉の痛み、
⑧咳、⑨息切れ(呼吸困難)、⑩吐き気、⑪嘔吐、⑫下痢、⑬味覚異常、⑭嗅覚異常
c)①倦怠感又は疲労感、②筋肉痛又は体の痛み、③頭痛、④悪寒又は発汗、⑤熱っぽさ又は発熱、⑥鼻水又は鼻づまり、⑦喉の痛み、
⑧咳、⑨息切れ(呼吸困難)、⑩吐き気、⑪嘔吐、⑫下痢
d)症状のスコアを被験者本人が 4 段階(0:なし、1:軽度、2:中等度、3:重度)で評価
1.
2.
3.
4.
用法・用量は、本薬を 1 日目は 375 mg を、2 日目から 5 日目は 125 mg を 1 日 1 回経口投与(以下、
EC50:0.37 µmol/L[審査報告(1)3.1.2.1、表 6 参照]
1)
2
ゾコーバ錠 125 mg_塩野義製薬株式会社_審査報告書(3)
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