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【資料No.1】1.7_同種同効品一覧表 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29325.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和4年度第5回 11/22)、医薬品第二部会(令和4年度第13回 11/22)(合同開催)《厚生労働省》
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表174 主な選択・除外基準
選択基準

なお、
本試験の主な選択・除外基準は表176のとおりであった。
表176 主な選択・除外基準

1.
以下のいずれかに該当する
(
a)
以下の要因を有するワクチンの効果が不十分と考えられ

選択基準

1.
登録時点で、検査でSARSCoV2感染が確認された者(症状

る又は接種が推奨されない者

の有無は問わない)に8日以内に接触した可能性があり、

・60歳以上

SARSCoV2による感染症を発症する差し迫ったリスクを

・肥満(BMI
30kg/
m2以上)

有する(以下に該当する者と定義)

・うっ血性心不全

・長期療養施設(高度看護施設、介護施設、高齢者用住宅等)の

・慢性閉塞性肺疾患

入居者、
医療従事者及びその他の職員

・慢性腎臓病(GFR30mL/
分/
1.
73m2未満)

・SARSCoV2感染リスクの高い業種に従事する者(食肉加

・慢性肝疾患

工工場等)

・免疫抑制状態(固形臓器移植、血液又は骨髄移植、免疫不

・軍関係の施設(兵舎、軍用艦、狭い職場環境等)にいる軍人及

全症、HI
V、コルチコステロイド又はその他の免疫抑制剤

び一般市民

の使用)

・医療施設の医療従事者及びその他の職員

・既承認のワクチンに対して重度の有害事象又は重篤な有

・寄宿生活を行う学生

害事象の既往歴がある

・初発患者と同居している者を含む家庭内接触者

(
b)
以下に該当するSARSCoV2感染リスクが高い場所又

・その他、
同様に接近した又は混雑した環境にいる者

は状況に置かれる者

2.
治験薬投与前10日以内にSARSCoV2による感染症の症

・長期療養施設(高度看護施設、介護施設、高齢者用住宅等)

状がない

の職員を含む医療従事者

3.
スクリーニング時にSARSCoV2血清学的検査が陰性であ

・SARSCoV2感染リスクの高い業種に従事する者(食肉



加工工場等)

除外基準

1.
スクリーニング時に、SARSCoV2感染又はSARSCoV2

・混雑した環境(兵舎、軍用艦、狭い職場環境等)で居住又は

抗体陽性の既往がある

労働を行う軍人

2.
SARSCoV2による感染症に対するワクチン、モノクロー

・寄宿生活を行う学生

ナル抗体又は生物学的製剤(承認の有無を問わない)の接種

・その他、
同様に接近した又は混雑した環境で生活する者

歴若しくは投与歴がある、又は追跡期間中に接種若しくは

2.
スクリーニング時にSARSCoV2血清学的検査が陰性であ

投与する予定がある



除外基準

3.
組入れ前1カ月以内に基礎疾患の悪化による治療法の重大

本剤群の追加解析時点(投与後追跡期間の中央値は121日)の副作

な変更又は入院がなく、組入れ時に状態の急激な変化がな

用の発現割合は4.
5%
(34/749例)であり、発現割合が1%以上の副

いと治験責任(分担)
医師により判断される

作用は頭痛1.
2%
(9/
749例)
であった。

1.
無作為化の前日又は当日に、発熱(37.

C超)を含む重大な

18.薬効薬理

感染症又はその他の急性疾患がある
2.
スクリーニング時に、SARSCoV2感染又はSARSCoV2

18.
1 作用機序
チキサゲビマブ及びシルガビマブは、SARSCoV2ウイルスのス

抗体陽性の既往がある
3.
SARSCoV2による感染症に対するワクチン、モノクロー

パイクタンパク質の受容体結合ドメイン(RBD)上の各抗体が互

ナル抗体又は生物学的製剤(承認の有無を問わない)の接種

いに重複しない部位に同時に結合し、SARSCoV2に対する中和

歴若しくは投与歴がある、又は追跡期間中に接種若しくは

n vi
t
r
oにおいて、抗体依存性細胞傷害
作用を示す8),9),10)。なお、i

投与する予定がある

(ADCC)、抗体依存性細胞貪食(ADCP)、抗体依存性補体沈着

本剤群の追加解析時点(投与後追跡期間の中央値は137日)の副作

(ADCD)及び抗体依存性ナチュラルキラー細胞活性(ADNKA)

用の発現割合は8.
5%
(293/3461例)であり、発現割合が1%以上
の副作用は頭痛1.
7%
(59/3461例)及び疲労1.
2%
(43/3461例)で

11)

はほぼ認められなかった8),

18.
2I
n vi
t
r
oにおけるウイルス中和活性

あった。

野生型のSARSCoV2の臨床分離株(USAW A1/2020株)に対

17.
1.
3海外第I
I
I
相試験
(STORM CHASER試験)

して、チキサゲビマブ及びシルガビマブ併用は濃度依存的な中和

SARSCoV2感染者と接触した可能性があり、SARSCoV2に

作用を示し、50%有効濃度(EC50)は10ng/mLであった(Ver
o E6

よる感染症を発症するリスクがある18歳以上の被験者を対象と

8)
,
12)
細胞)


したプラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験 7)であり、

al
pha株(B.
1.
1.
7系統)、bet
a株(B.
1.
351系統)、gamma株(P.
1系

本剤300mg
(チキサゲビマブ150mg及びシルガビマブ150mgを

統)、del
t
a株(B.
1.
617.
2系統)、i
ot
a株(B.
1.
526系統)、kappa株

逐次投与)又はプラセボを単回筋肉内投与した。主要評価項目は、

(B.
1.
617.
1系統)及びeps
i
l
on株(B.
1.
427/B.
1.
429系統)の臨床分

治験薬投与後183日目までのSARSCoV2による感染症の症状

離株に対して、チキサゲビマブ及びシルガビマブ併用の中和活性

の発現、かつRTPCR陽性の確認(イベント)に基づく相対リスク

pha株(B.
1.
1.
7
3〜3.
8倍であった13)。また、al
のEC50は野生型の0.

減少率[(1−本剤群のイベント発現割合/
プラセボ群のイベント発

系統)、bet
a株(B.
1.
351系統)、gamma株(P.
1系統)、del
t
a株

現割合)
×100]であった。

(B.
1.
617.
2、AY.
1/AY.
2系統)、et
a株(B.
1.
525系統)、i
ot
a株

主要解析(投与後追跡期間の中央値は本剤群49日、プラセボ群48

(B.
1.
526系統)、kappa株(B.
1.
617.
1系統)、l
ambda株(C.
37系

日)では、全体集団(FAS)において、イベント発現割合は本剤群

統)、mu株(B.
1.
621系統)、eps
i
l
on株(B.
1.
427/B.
1.
429 系統)及

3.
1%
(23/749例)、プラセボ群4.
6%
(17/372例)であり、相対リス

びzet
a株(P.
2系統)のスパイクタンパク質の主要変異を有する

ク減少率は33%
(95%信頼区間:26%,65%)であった(p =

シュードウイルス粒子に対して、チキサゲビマブ及びシルガビマ

0.
212)。

7〜7.
5倍であった13)。
ブ併用の中和活性のEC50は野生型の0.

表175 主要評価項目に対する有効性
(主要解析)
イベント発現割合

Omi
cr
on株(B.
1.
1.
529系統)のうち、BA.
1、BA.
1.
1及び BA.
2系

本剤300mg群

プラセボ群

統の臨床分離株に対して、チキサゲビマブ及びシルガビマブ併用

3.
1%
(23/
749例)

4.
6%
(17/
372例)

の中和活性のEC50はそれぞれ野生型の12〜30、176及び5.
4倍で

相対リスク減少率注1)

33%
(95%信頼区間:26%,65%)

あった14)。また、BA.
1、BA.
1.
1、BA.
2、BA.
2.
12.
1、BA.
3及びBA.
4

p値注2)

0.
212

/BA.
5系統のスパイクタンパク質の主要変異を有するシュードウ

注1)投与群を共変量、追跡期間の対数変換値をオフセット変数としたロバス

イルス粒子に対して、チキサゲビマブ及びシルガビマブ併用の中

ト分散を用いたポアソン回帰モデルにより推定

和活性のEC50はそれぞれ野生型の132〜183、424、3.
2、5、16及

注2)
有意水準両側5%

び33〜65倍であった14)。
−4−