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資 料1-1 感染症定期報告(研究報告概要一覧表及び個別症例報告概要) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29732.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和4年度第3回 12/14)《厚生労働省》
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PMDA提出資料より血液対策課作成(令和4年6月-令和4年8月)
出典

概要

番号

詳細版
ページ

WHO ホームペー
ジ.
https://www.who
.int/emergencies
/diseaseoutbreaknews/item/2022
-DON390

複数国におけるサル痘のアウトブレイク:状況の更新情報;2022
年5月13日以降、2022年6月2日時点で、サル痘ウイルスが風土
病ではない4つのWHO地域の27の加盟国から、サル痘の検査確
定例780例がWHOに報告、またはWHOにより検出された。5月29
日のDisease Outbreak News以降、検査確定例523例が増加して
いる(+203%)。これまで報告された症例の大多数は、1次または
2次医療施設での性の健康やその他の医療サービスを通じて示さ
れており、例外はあるものの、主に男性と性行為を持つ男性
(MSM)が関与している。2022年6月2日時点で、現在のサル痘の
アウトブレイクに関連して死亡は認められていないことなどについ
て記載。(2022年6月4日付け)

1

1

N Engl J Med.
387(2022)679691

○2022年4月から6月までの期間に16か国で発生したサル痘ウイ
ルスのヒトへの感染
2022年4月27日から6月24日の間に16か国43施設でPCR検査に
よりサル痘と診断された528例について調査した。全体として98%
はゲイ又はバイセクシュアルの男性、75%は白人、41%はHIV感
染者であり、年齢の中央値は38歳であった。感染経路として95%
は感染者との性交渉が疑われた。症状として95%に発疹、皮膚
病変が見られ、肛門性器部の病変が73%、粘膜上の病変が41%
だった。発疹前に高頻度で出現した全身症状は、発熱(62%)、リ
ンパ節腫脹(56%)、倦怠感(41%)、筋肉痛(31%)、頭痛(27%)
などがみられた。性感染症の検査を受けた377例中109例(29%)
が他の性感染症にも感染していた。サル痘ウイルスへの曝露歴
が明らかであった23例において、潜伏期間の中央値は7日(範囲:
3日~20日)であった。PCR検査を追跡できた患者の中で、最も遅
い病変部からの陽性検出は発症21日後であった。検討したサン
プル数は少ないもののPCR陽性率は、鼻咽頭検体26%、血液
7%、尿3%であった。精液を検査した32例中29例でPCR陽性で
あった。全体の5%は抗ウイルス薬による治療を受けた。70例
(13%)は入院したが、入院の理由は疼痛管理(主に肛門直腸部
の疼痛21例)、軟部組織の重感染(18例)、咽頭炎(経口摂取制限
5例)、眼病変(2例)、急性腎障害(2例)、心筋炎(2例)、感染管理
目的(13例)であった。死亡例の報告はなかった。

2

18

感染症
<ウイルス>

サル痘

サル痘

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