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資料1-6             新型コロナワクチン追加接種並びに適応拡大にかかわる免疫持続性および安全性調査(コホート調査) mRNAワクチン4回目接種後の健康状況調査中間報告(3)、オミクロン株対応2価ワクチン接種後の健康状況調査中間報告(2)、5~11歳の小児を対象としたファイザー社ワクチン初回シリーズおよび追加接種後の健康状況調査中間報告(4) (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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コミナティ筋注/スパイクバックス筋注
4回目接種後の健康状況調査 まとめ













2022年5月25日に臨時接種の対象となった新型コロナワクチン「コミナティ筋注」「スパイクバックス
筋注」の4回目追加接種について、第一期追加接種(3回目接種)としてコミナティ筋注またはスパイク
バックス筋注を接種したコホート調査対象者等に対し、2022年6月17日から接種開始した。2022年
12月2日までに、コミナティ筋注は2,258人、スパイクバックス筋注は1,183人が4回目接種した。
コミナティ筋注4回目追加接種の被接種者は20歳代が13.9%、30歳代が15.4%、40歳代が17.0%、
50歳代が15.6%、60歳代が31.3%、70歳代は6.1%、80歳以上は0.7%であった。10歳代は登録さ
れていない。男性37.2%、女性62.8%であった。スパイクバックス筋注追加接種の被接種者は20歳代が
24.3%、30歳代が18.8%、40歳代が22.1%、50歳代が20.3%、60歳代が12.4%、70歳代は
1.9%、80歳以上は0.2%であった。10歳代は登録されていない。男性32.3%、女性67.7%であった。
4回目接種後の抗スパイクタンパク質抗体価は接種前に比べてコミナティ筋注の追加接種の場合は1か月
後4.5倍、3ヶ月後2.8倍、スパイクバックス筋注の追加接種の場合は1か月後4.1倍、3ヶ月後2.6倍で
あった。
コミナティ筋注では4回目接種後1週間(Day8)の日誌が回収できた2,052人では、37.5℃以上の発熱
が27.3%(38℃以上は13.9%)にみられ、局所反応は疼痛が87.4%にみられた。スパイクバックス筋
注では4回目接種後1週間(Day8)までの日誌が回収できた1,132人では、37.5℃以上の発熱が41.9%
(38℃以上は24.1%)にみられ、局所反応は疼痛が92.8%にみられた。
発熱は接種1日後の発現頻度が最も高く、接種3日後にはほぼ消失していた。
コミナティ筋注4回目追加接種に登録された方では因果関係を問わないSAEが14件認められた。スパイ
クバックス筋注4回目追加接種に登録された方では因果関係を問わないSAEが2件認められた。コミナ
ティ筋注4回目追加接種、スパイクバックス筋注4回目追加接種ともPMDAへの副反応疑い報告は認めら
れていない。
抗ヌクレオカプシドタンパク質抗体で判定したCOVID-19感染者割合は流行時期に応じて変動するが、
同時期で比較すると3回目接種後よりも4回目接種後の方が感染者割合は低率であった。

順天堂大学 コロナワクチン研究事務局 23