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2022年度 病院経営定期調査 集計結果(概要) (8 ページ)

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出典情報 2022年度 病院経営定期調査 集計結果(概要)(12/14)《日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会》
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61.6%、20 年 75.4%、21 年 65.4%、22 年 69.7%と 2020 年をピークに 2019 年の赤字割合を上
回っていた(図 6)。

2.医業損益(新型コロナウイルス感染拡大による影響)の年度比較
(2018 年度/2019 年度/2020 年度/2021 年度)

(1)4 期比較

医業利益、経常利益

年度比較

医業利益の比較では、4 期続けて赤字病院割合が 60%を超え、2020 年度の 79.1%が最も高く、
2021 年度は 72.5%であった。経常利益では、赤字病院割合が 2018 年度の 46.4%から 2021 年度
19.9%へと 26.5 ポイント減少し、大きな改善がみられた。

(図7)4 期比較

医業利益、経常利益

年度比較

一方で、緊急包括支援事業等コロナ関連の補助金を除くと、経常利益の赤字病院割合は 2020
年度が 30.8%から 65.9%に、2021 年度は 19.9%から 55.9%へと大幅に増加していた。また、
100 床あたりの経常利益は 2020、21 年度で黒字となったが、コロナ関連の補助金を除くと赤字
であった(図 7)


(2)一病院あたりの損益
4 期年度比較では、一病院あたりの医業利益は 4 期赤字、赤字額の最大は 2020 年度の-67,793
万円、次いで 2021 年度の-52,960 万円であった。
医業収益は年度ごとに増収・減収を繰り返し、増収割合では 2021/20 年度(昨年比)の+5.4%
の伸びが大きかった。
経常利益では 2018、19 年度が赤字、2020、21 年度が黒字であったが、補助金を含む医業外収
益が大幅に増加した影響が大きかった。また、補助金を除く損益差額、コロナ関連の補助金を除
く経常利益はともに 2020 年度の赤字額が最大であった。
2021 年度の 100 床あたりの医業利益は-16,711 万円に対して経常利益は+19,079 万円、損
益差額が-15,644 万円となり、コロナ関連の補助金を除く経常利益は、-5,114 万円であった。
なお、コロナ関連緊急包括支援事業補助金額は、100 床あたり 24,193 万円であった(表 2)。
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