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資料2 肝炎対策の国及び各自治体の取組状況について (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》
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「 肝炎医療コーディネーターの養成及び活用について」の一部改正について
肝炎医療コーディネーターの養成は、「肝炎医療コーディネーターの養成及び活用について」(平成29年4月25日付け健発0425第4号
厚生労働省健康局長通知別紙)に基づき行われているところであるが、令和4年3月7日に改正された「肝炎対策の推進に関する基本的な
指針」(平成28年厚生労働省告示第278号。以下「指針」という。)第5(2)イにおいて、「肝炎医療コーディネーターの基本的な役割
や活動内容等について、国が示す考え方を踏まえ、都道府県等においてこれらを明確にした上で育成を進めることが重要である」とされて
いることを踏まえ、一部を改正するもの。改正の主な観点については、以下のとおり。

肝炎医療コーディネーター養成後の活躍の推進
○ 都道府県は、拠点病院や管内市町村等と相互に協力して、肝炎医療コーディネーターの活動支援、技能向上(スキルアップ)、連携の強化などに
ついて主導的な役割を果たし、活躍の推進に取り組むことが求められる。
○ さらに、都道府県は、拠点病院等と連携して、肝炎医療コーディネーターの育成後もその活動状況の把握に努めるとともに、肝炎医療コーディネー
ター間の情報共有や連携がしやすい環境の整備に努めることが重要である。

患者コーディネーターの役割への理解
○ 患者会会員、薬局や障害福祉・介護事業所の職員、自治会会員などに配置された肝炎医療コーディネーターは、身近な地域の中で普及啓発を行うと
ともに、肝炎患者等やその家族等などの相談を受けて医療機関や行政機関への橋渡し役となる。患者会会員等においては、肝炎患者等やその家族等の
経験や思いに共感し、当事者の視点で、橋渡し役となることが期待される。
○ 肝炎医療コーディネーターには、患者等の気持ちを理解し、それに共感する姿勢と技術が求められる。当事者の視点で支援にあたることも有意義で
あることから、患者やその家族等の話を直接聞く機会を設けることなども積極的に検討されたい。

肝炎医療コーディネーターが習得する内容の明記
【肝炎患者等に係る支援制度】
○ 初回精密検査や定期検査の費用助成、肝炎医療費助成、肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業などの肝炎患者等を支援する制度について、概要や
窓口などの基本的知識を習得する。

【肝炎患者等の人権の尊重に関する事項】
○ 肝炎患者等に対する偏見や差別を解消するためには、肝炎についての正しい知識の普及を前提に、感染症患者に対する偏見や差別の歴史も踏まえ、
肝炎患者等の人権を尊重するためにはどのようにふるまうべきかを考え、学ぶことが重要である。
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