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参考資料9 委員からの提出資料(薬害肝炎全国原告団 恒久対策に関する要求書) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29863.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第30回 2/9)《厚生労働省》
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第30回

肝炎対策推進協議会

令和5年2月10日

参考資料9

薬害肝炎:恒久対策に関する要求書

2022年(令和4年)5月31日
薬害肝炎全国原告団
薬害肝炎全国弁護団



ウイルスを排除できた患者に関する施策(指針第4、第6関連)
C型肝炎に対する抗ウイルス療法が進展し、ウイルスの排除が相当程度期待で
きるようになった。
しかし、ウイルスを排除できたからといって、肝臓が感染前の状態に戻るわけ
ではない。ウイルス排除後も肝がん発症のリスクがあることから、長期間の経過
観察が必要とされているし、また、肝外病変に苦しむ患者もいると聞く。
そこで、以下のとおり求める。
(1) 経過観察の必要性を伝える仕組みの構築
経過観察を怠れば、肝がんの発見が遅れ、治療が間に合わなくなるおそれが
ある。十分な経過観察が行われずに肝がんの発見が遅れたという相談事例は後
を絶たない。それは、担当医(かかりつけ医を含む、以下同じ)や患者が経過
観察の必要性を十分に理解していないからである。
この点、厚生労働省は「拠点病院間連絡協議会や肝炎対策地域ブロック会議
等でも、その(経過観察の)必要性について説明し(ている)」「引き続き周知
を行ってまいりたい」と回答している(2021年)。
しかし、拠点病院間連絡協議会や肝炎対策地域ブロック会議で「経過観察の
必要性」を説明しても、患者や担当医に「経過観察の必要性」が伝わる保証は
ない。私たちが求めているのは、拠点病院間連絡協議会や肝炎対策地域ブロッ
ク会議で説明された「経過観察の必要性」が患者や担当医に伝わる仕組みの構
築である。
ウイルス排除後の経過観察の必要性を患者や担当医に伝える仕組みを構築し、
全国に普及されたい。
なお、回答にあたっては、
「肝炎総合対策の拡充への新たなアプローチに関す
る研究」
(R2-4年度・考藤達哉先生)の研究の進捗状況(研究の方向性(ど
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