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資料1-6               副反応疑い報告の状況について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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米国におけるSARS-Cov-2感染後とmRNAワクチン接種後の心疾患発症の比較について
○ 【米国】CDCからの報告によると、若年男性を含む全ての年齢層の男女において、SARS-CoV-2感
染後の方がmRNA COVID-19ワクチン接種後よりも心合併症のリスクが有意に高いと報告された。
研究方法:米国の臨床研究ネットワークであるPCORnetに参加して
いる40の医療システムの電子健康記録(2021年1月1日~2022年1
月31日)を使用。

2022年4月13日審議会資料
表:年齢別の心合併症のリスク比(男性)
(SARS-CoV-2感染後及びmRNA COVID-19ワクチン)

調査対象者:期間中にSARS-CoV-2検査、SARS-CoV2-2診断コード、
COVID-19ワクチン接種が記録された者。mRNAワクチン接種前の30
日以内に検査陽性だったものは除外。対象年齢は5-11歳、12-17歳、
18-29歳、30歳以上で層別化。接種群は8割弱、感染者群は6割強
が30歳以上であった。対象人数は5歳以上の15,215,178人、うち感

染者群は814,524人、接種群は初回接種2,548,334人、2回接種
2,483,597人等であった。
調査対象疾患:心筋炎、心膜炎、MISの3つの心疾患の発生率につ
いて、ICD-10-CMコードを用いて指標日7日または21日のリスク期
間で定義。指標日以前の1年内にこれらの診断を受けたものは除外。

研究結果及び考察:若年男性を含む全ての年齢層の男女において、
SARS-CoV-2感染後の方がmRNA COVID-19ワクチン接種後よりも心
合併症のリスクが有意に高かった。mRNAワクチン接種群において
は、2回目接種後の12-17歳男性において最も高かったが、同年代・
同性におけるSARS-Cov-2感染後の心疾患の発症リスクは、mRNAワ

クチン2回目接種後の1.8~5.6倍であった。今回の結果は、5歳以上
の全ての対象者に対し、引き続きmRNA COVID-19ワクチンの接種
することを支持する。
※MIS:多系統炎症性症候群。80%近くで心病変あり。本症のみ診断コードがつく者もいることから、本症を含めることで心合併症の包括的な把握をした。
MISを含むリスク期間42日については本症の長期の潜伏期間を考慮。
Morbidity and Mortality Weekly Report (Vol. 71, No.14) 2022年4月8日
*本研究の比較では、感染率あるいは感染リスクについては考慮されていない。
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/71/wr/mm7114e1.htm?s_cid=mm7114e1_w

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