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医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00012.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和4年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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ID

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感染症(PT)

出典

異型クロイツフェ ProMED-mail
ルト・ヤコブ病
20211221.8700415

概要
報告日:2021年12月20日
情報源:OIE-WAHIS (World Animal Health Information System) 2021
------------レポートの種類:即時通告
イベントの開始日:2021年12月6日
イベントの確認日:2021年12月16日
報告日:2021年12月17日
通知理由:再発
直近の発生日:2015年8月7日
病原体:非定型BSE(H型株)
診断手段:研究所による調査
本イベントは当該国全体に関連する。発生場所:Alberta(カナダ)
調査対象(ウシ)/疑わしい症例(1)/特定症例(1)/死亡(1)/屠殺対象(0)/商用使用目
的の屠殺(0)/ワクチン投与(0)
当該感染の発症起源:不明または決定的ではない。
疫学的コメント:2021年12月6日、民間の獣医が当該農場を訪れ、負傷して神経学的
兆候を示した8歳半の肉用牛(2013年4月13日誕生)を報告した。臨床サンプルは、カ
ナダのBSEの全国監視プログラムの一部として採取された。Alberta州エドモントンの
州立研究所で実施された迅速な検査は陰性ではなかったことから、カナダ食品検査
庁(CFIA)に報告された。これらの結果は、Alberta州レスブリッジにあるCFIAのOIE
BSE参照研究所によって、BSEの非定型(H型)症例として2021年12月16日に確認さ
れた。死骸は保持され、人間の食物や動物の飼料として商用対象製品としては扱わ
れなかった。カナダでの非定型BSEの検出は、カナダの強力な標的BSE監視プログラ
ムを継続していくことを強化した。カナダは、動物飼料用商用製品流通および肥料か
ら特定のリスク因子を排除するため厳格な管理を含む、強化されたリスク因子を有す
る飼料特定を継続していく方針である。
国内で適用される管理措置:死骸、副産物、廃棄物の公式処分

回虫症

本研究は、異なる疫学シナリオを持つ3ヶ国(イタリア:非流行国、コロンビア:流行国、
スロバキア:非流行国)のヒトおよびブタの回虫症の分子疫学を調査することを目的と
したものである。3ヶ国のブタおよびヒトから合計237匹の線虫が分析された。分析の
Infection, Genetics and
結果、人由来の回虫が系統学的クラスターCに含まれること、および非流行地域にお
Evolution. 94(2021)
けるAscaris suum の人獣共通感染症としての強い関連性を強調する必要がある。ま
104997
た、遺伝的変異が大きいことから、2つの近縁種が存在し、交雑が可能であることが
示唆された。ブタとヒトの両方からの回虫症はヒトの疾病において重要である可能性
があり、ヒトの回虫症の蔓延を防ぐためにはワンヘルスアプローチが必要である。

狂犬病

Rio Grande do Norte(ブラジル):ウシ、ウマ 日付:2021年12月22日 情報源:Globo
https://g1.globo.com/rn/rio-grande-do-norte/noticia/2021/12/22/mossoroconirma-segundo-caso-positivo-de-raiva-em-bovino.ghtml
モソロ(Rio Grande do Norteで最大の自治体)は2021年12月22日にウシの狂犬病症
例を確認した。2021年は既に2件の狂犬病症例の報告がなされており他の文献では
11例が調査中であるとのことであった。人獣共通感染症管理センターの獣医兼コー
ディネーターによると、ウシのサンプルは2021年11月にRio Grande do Norte中央公衆
衛生研究所に送られた。結果は2021年12月22日に確認された。2021年12月21日、別
のウマが狂犬病の特徴的な兆候を示してモソロ地域で死亡したとの報告を受領。分
析用の資料が収集され、同様に研究所に送られた。当該疾病の陽性および疑われる
症例はすべて、モソロ地方のレカントダエスペランサ集落で検出されていた。ブリー
ダーによると、動物は最初の兆候を示してから4日、5日で死亡していた。Rio Grande
do Norte農業防衛検査研究所は、新らたな症例情報について通知された。2021年12
月以来、モソロ地域の農業保健局のチーム、およびFederal Rural University of the
Semi-Aridの獣医等は事象が確認されたコミュニティへの訪問を実施した。これは事
象の安定化が確認されるまで継続される予定との報告であった。訪問の目的は、主
に対象となる種の群れにワクチン接種を実施することの重要性について、ブリーダー
の指導を行うことであった。「大多数は(動物に)予防接種は行われていないが、これ
らの対象種別へ予防接種を実施していればそれほど多くの発症は生じないことを、家
畜飼育者へ通達し狂犬病に対する意識を高めるための取り組みを遂行する。」と強調
している。Idiarnの防衛および動物健康検査の責任者によると、家畜の狂犬病に対す
る予防接種は、口蹄疫で起こるような強制的な予防接種のプログラムではない。予防
接種の責任はブリーダーが有している。狂犬病は動物とヒトにとって非常に深刻な病
気である。人畜共通感染症管理局の目的は、ウイルスまたは疑わしい種に曝露され
た場合、適切な緊急医療を受けられるよう定められたプロトコルに基づき行動できる
ように整備することである。ヒトにおける臨床所見は脳脊髄炎の最も進行した段階に
進行し死に至るまで、発熱、体の衰弱、倦怠感などの所見により他疾患と混同される
能性がある。

ProMED-mail
20220101.8700617

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