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医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00012.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和4年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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感染症(PT)

出典

概要

2022年2月18日、米国疾病予防管理センター(CDC)のWeekly US Influenza
Surveillance Report(週間米国インフルエンザ監視リポート)が発表され、California州
から新型インフルエンザA(H1N2)変異ウイルスによる1例のヒト感染が報告された。こ
のH1N2感染は、成人で発生し、入院せずに回復した。また、この症例に関連する継
続的なヒトからヒトへの感染は確認されていない。この患者は、検体採取前にブタと直
接接触していた。これは米国で2021-2022年のインフルエンザシーズンに発生した新
型インフルエンザAウイルスによる3例目(Ohio州から1例のインフルエンザA(H3N2)
変異型ウイルス感染症が、そして1例のインフルエンザA(H1)変異型ウイルス(ノイラ
ミニダーゼ未判定感染症がOklahoma州で報告された)のヒト感染である。通常(ヒトで
H1N1インフルエ ProMED-mail
はなく)ブタで循環するインフルエンザウイルスが、ヒトで検出された場合、それは「変
ンザ
20220224.8701569
異型インフルエンザウイルス」と呼ばれるとCDCは述べた。H1N2ウイルスは、北米の
ブタの群れで一般的に循環しているが、H1N2vは稀で、ヒトの間で感染が流行するこ
とは非常に稀である。H1N2vによるヒト感染は、通常、季節性インフルエンザと同様の
症状で、軽度の呼吸器疾患を引き起こす。ほとんどのヒトは、合併症を伴わないイン
フルエンザにかかり、1週間から10日以内に回復するが、肺炎などの深刻な合併症を
引き起こす危険性の高い人もいる。豚インフルエンザウイルスは、ブタ肉やブタ由来
製品を食べることによって感染することはない。通常は、ブタに直接又は間接的に接
触した後に発生し、ブタ肉を食べることに関連した食中毒ではない。また季節性インフ
ルエンザの治療に使用されるのと同じインフルエンザ抗ウイルス薬が、変異型ウイル
ス感染症の治療にも使用できる。
2022年5月11日、ドイツは、ドイツのNorth Rhine-Westphalia州で豚由来のインフルエ
ンザA(H1N1)ウイルスに感染したヒト症例1件をWHOに報告した。この症例は、30~
40歳の成人であり、インフルエンザの定期的なセンチネル・サーベイランス(定点観測
調査)で検出された。A(H1N1)変異型ウイルスの感染は、時折見られるが、まだ稀で
珍しいケースと考えられている。3月21日、この症例は、発熱、咳、咽頭痛、頭痛、筋
肉痛などのインフルエンザ様症状を呈した。3月24日に鼻腔スワブサンプルが採取さ
WHO ホームページ.
れ、3月29日にA型インフルエンザウイルスが検出された。このサンプルは、ドイツの
https://www.who.int/e
Robert Koch研究所の国立インフルエンザセンターで検査された。インフルエンザA型
H1N1インフルエ mergencies/diseaseウイルスは、逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)により検出された。5月5
ンザ
outbreak日、全ゲノム配列決定により、ユーラシア鳥類型ブタA(H1N1)ウイルスであることが
news/item/2022判明した。現在、さらなるウイルスの特性解析が行われている。この患者は入院せ
DON384
ず、その後回復している。この症例は、ブタとの直接的な接触はなかったが、このヒト
は、養豚場の多い地域に住んでおり、養豚業を営むヒトとの接触があった。現在入手
可能な情報によれば、これは散発的な症例であり、これまでのところ病気が広がった
という証拠はない。WHOは、このウイルスがもたらす一般住民へのリスクは低く、職業
的に曝露されたヒトのリスクは、低いか中程度であると評価している。現在、国家機関
により調査が行われている為、必要に応じてリスクレベルが修正される予定である。

H1N1インフルエ
CDC FluView.
ンザ、インフルエ
2021/10/30
ンザ

新型インフルエンザAウイルス:2020~21年のインフルエンザシーズン中に発生した
新型インフルエンザAウイルスによる3例のヒト感染が報告された。Indianaから、新型
インフルエンザA(H1N2)変異株(A(H1N2)v)による1例のヒト感染が報告され、Iowaか
らインフルエンザA(H1N1)vによる2例のヒト感染が報告された。3例の患者全員が、ブ
タがいる農業イベントに参加したか、ブタがいる農場を訪れていた。(2021年11月5日
更新)

HIV感染

IASR. 42(2021)213238

本特集の届出患者の統計は、厚生労働省エイズ動向委員会:令和2年エイズ発生動
向年報に基づいている。届出患者は、HIV感染者とAIDS患者に分類される。「血液凝
固異常症全国調査」(2020年5月31日現在)によると、血液凝固因子製剤による感染
者は累積1440(死亡者726)である。2020年、世界中で約3770万人のHIV感染者
/AIDS患者がおり、年間約150万人の新規感染者、約68万人の死亡者が出ていると
推定されている。HIV感染者中の日本国籍男性の静注薬物使用は、2001年以降
2013、2017、2018年を除き、毎年1-5件報告されており、2020年は4件であった。

インフルエンザ

CDC ホームペー
ジ.https://www.cdc.gov
/flu/spotlights/20212022/two-variantinfections.htm

米CDCは2021年10月22日に、通常ヒトではなくブタにおいて広がるインフルエンザウ
イルスに感染した米国の2例のヒトについて報告した。今回報告された2例の変異型イ
ンフルエンザウイルス感染のうち、1例の患者には、発症前にブタとの接触歴があった
が、もう1例の症例では、直接的または間接的なブタへの既知の接触は特定されてい
ない。これら2例の最新の感染(H3N2vウイルス:1例、H1N1vウイルス:1例)は、小児
において発生した。いずれの小児も入院せず、2例とも疾患から回復した、または回復
しつつあることなどについて記載。(2021年10月22日更新)

Emerg Infect Dis. 27
(2021)3045-3051

本文献は、カナダのアルバータ州の1名で確認された豚由来の変異型インフルエンザ
A亜型H1N2について、感染源を特定し、感染が広がっているかどうかを判断するため
に、公衆衛生、獣医学、および実験室での調査を行ったものである。調査の結果、感
染源は患者の家族が働いていた地元の養豚場である可能性が高いことが判明した。
系統解析の結果、分離株は2017年にその農場で見つかった株と酷似していることが
判明した。分子検査を用いたレトロスペクティブおよびプロスペクティブサーベイランス
では、周辺地域の検査対象者1,532人中、二次感染者は確認されなかった。本事例で
は、公衆衛生担当者の迅速な連携により、潜在的なアウトブレイクへの迅速な対応が
可能となった。

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