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資料1 薬局・薬剤師を取り巻く現状及び薬剤師の資質・薬局の機能向上等に関する国の取組について (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31705.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 かかりつけ薬剤師・薬局指導者協議会(令和4年度 3/17)《厚生労働省》
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医薬・生活衛生局総務課(4213)

ICTの進展等を踏まえた薬局機能の高度化推進事業(薬局DX)
令和5年度概算要求額

0.8億円( 新規 )

1 事業の目的
少子高齢化社会の到来により、サービスの担い手が不足し、地域包括ケアのさらなる進展が求められる中、薬局薬剤師は、ICTの進展を踏まえた
効率的・効果的な業務を行いつつ、薬学的専門性を活かした対人業務の充実を図るとともに、セルフメディケーションの支援等の健康サポート業務に
取り組む必要がある。
このような点を踏まえ、①薬局DXの推進、②高度な専門性の発揮、 ③対人業務の強化、 ④健康サポート機能の充実の観点で対策を実施する。さ
らに、現状の分析やこれらの取組の効果を検証する検討会を開催する。これらの成果を地域レベルで活用するとともに、対物業務から対人業務への評
価のシフトにおける対人業務の評価のあり方の基礎とすることにより、薬局機能、薬剤師サービスの高度化に繋げる。

2 事業の概要・スキーム
(1)薬局高度化のための4つの事業
①薬局DXの推進
情報通信機器等を活用する先進的な薬局の取組の有用性を検証。
(例:電子版お薬手帳等のPHRやウェアラブル端末を利用し、効果的かつ
継続的な指導、医療機関との連携等による影響。)。
②高度な専門性の発揮
薬剤師が患者の服薬情報や生活情報等様々な情報を活用して薬剤の見直
しを行う「薬剤レビュー」の実施に係る研修等を行う。
③対人業務を強化するためのガイドライン作成
患者の疾患や使用する医薬品の特徴をとらえた服薬指導やフォローアッ
プ等の実施に関するガイドラインを学会等と連携して作成。
④健康サポート機能の充実
①自治体と薬局が連携して実施する健康サポート活動や、②薬局が医療機
関と情報共有や受診勧奨などで密接に連携してセルフメディケーションの
支援を行う取組について、患者アウトカムを検証。
(2)効果の検証等を行う検討会
4つの事業の効果検証に加え、薬局の在り方に関する現状分析、課題抽出
を行う検討会を実施する。
・現状分析:①見える化(アンケート等)、②海外調査
・課題抽出(好事例が均てん化しない理由の分析、対策案の検討等)

①薬剤師の患者へのサービスのさらなる充実、②セルフメ
ディケーション推進、③データヘルス、電子処方箋、薬局
のICT対応

ICTの進展等を踏まえた高度化のための事業

薬局DX
の推進

対人業務の

性の発揮

強化

報告

(1)現状分析、(2)課題抽出、
(3)対策、(4)取組の効果検証

(2)国(一部業務は民間企業に委託)

健康サ
ポート機
能の充実

支援

意見

検討会

3 実施主体等
(1)都道府県(関係団体等に委託)、関係学会

高度な専門

支援

民間企業
検討会開催支援
ガイドライン作成支援