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資料1 薬局・薬剤師を取り巻く現状及び薬剤師の資質・薬局の機能向上等に関する国の取組について (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31705.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 かかりつけ薬剤師・薬局指導者協議会(令和4年度 3/17)《厚生労働省》
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薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ(令和3年6月30日)
3.まとめ(提言)
(1)薬剤師の養成等
(入学定員)
○ したがって、今後の人口減少による影響や今回の需要推計を踏まえると、将来的に薬剤師が過
剰になると予想される状況下では、薬剤師の業務変化、病院を中心とした薬剤師の不足感、薬
局・医療機関で取り組もうとしている業務に応じた薬剤師の必要数の推計等を踏まえた、今回の
需給推計の精査を引き続き行うことが必要であるが、入学定員数の抑制も含め教育の質の向上に
資する、適正な定員規模のあり方や仕組みなどを早急に検討し、対応策を実行すべきである。
○ 上記の検討を行うとともに、後述の国や自治体における薬剤師確保の取組を含め、薬剤師の偏
在を解消するための方策を併せて検討することが重要となる。特に、病院薬剤師の対応を考える
際には、地域の実情を踏まえ、病院の機能・規模やチーム医療の観点から、病院ごとに必要な薬
剤師数、業務等の情報を把握した上で、需給推計や確保対策を考える必要がある。
○ このような課題については、個々の大学だけで検討することは困難であるため、薬剤師会や病
院薬剤師会、国公立・私立大学、国・自治体等の関係者間でも検討すべきである。
○ 薬剤師が過剰になることに対して、国家試験の合格者数を抑制することによる対応も考えられ
るが、国家試験に合格できない学生を更に増やすことになり、薬剤師を養成する教育機関として
の役割を考えると、国家試験合格者数の抑制のみでの対応は望ましい方向とは言えず、慎重に考
える必要がある。
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