よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2 医師臨床研修制度の見直しの検討について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32159.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和4年度第3回 3/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

④基幹型病院の指定の基準(受け入れる研修医の数)
■現状
○臨床研修省令は、基幹型病院の指定の基準として「受け入れる研修医の数が、臨床研修を行うために適切であること」を規定し、臨床研
修省令施行通知において「臨床研修を行うために適切な研修医の数は、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を修得するのに必要な症例
を勘案したものとするが、原則として、病床数を10で除した数又は年間の入院患者数を100で除した数を超えないものであること。この
場合において、研修医の数とは、当該病院において受け入れているすべての研修医の数をいい、1年次及び2年次の研修医の数を合計し
たものであること」「指導医1人が指導を受け持つ研修医は、5人までとすること」としている
■課題、問題意識
○当部会の報告書(平成30年3月)は「臨床研修を行うために適切な研修医の数について、現在の規定では、病床数や年間入院患者数に対し
て多すぎる場合があるのではないかといった意見があり、今後、今回の見直しの影響を踏まえつつ、病床数や年間入院患者数の要件も含
め検討すべきである」としている
【参考】都道府県へのアンケート結果(医師臨床研修推進室調べ)
「適切な研修医の数は・・・病床数を10で除した数又は年間の入院患者数を100で除した数を超えないものであること」について、
●「適切である」・・・23
「適切でない」・・・6
●「適切でない」と回答した都道府県の意見
・過大な数となり実情に合わない。指導医数や病床区分に応じて調整した病床数を使用する等別の指標とすべき
・大学病院を中心として、基幹型病院の病床数や年間入院患者数を考えたときに、その病院の研修医の受入能力を大幅に上回る数の研修医を受け入れ
ることが可能となっているため、除数をより大きな数値に設定すべきではないか
・年間の入院患者数を100で除した数を上限とすると、受入可能数が現実的でないため入院患者数を400~500程度で除した数を上限とすべき
・定量的な要件は定めず、プログラムの形成・実施に支障がない範囲で、地域の実情に応じた指定を行えるようにすべき
・へき地に配慮する等、地域の実情に応じて要件を定めるべき
・病床数や入院患者数の要件で研修医数上限を規定することは適切ではないと考える。必修診療科では、指導医1名に対して研修医5名以内とする要件
及び診療科ごとに必要な症例数の要件(外科の場合は研修医1人あたり50人以上など)があることで、指導体制や経験できる症例数の担保ができるの
で、当該基準を定める必要はない

■検討の方向性、論点

○基幹型病院の指定の基準「受け入れる研修医の数が、臨床研修を行うために適切であること」は、どのような指標、基準、方法等で確認
することが適当か

13