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資料2 医師臨床研修制度の見直しの検討について (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32159.html |
出典情報 | 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和4年度第3回 3/27)《厚生労働省》 |
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⑤第三者評価の在り方について
■現状
○基幹型病院については、研修の質の確保の観点から、臨床研修省令施行通知において「第三者による評価を受け、その結果を公表するこ
とが強く推奨される」としている。現在、約4割の基幹型病院が第三者評価を受審して結果を公表している。第三者評価を実施する団体
としては、NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)がある
【参考①】第三者評価の実施状況と公表状況(令和4年プログラム責任者アンケート 回答数797病院)
・受審して結果を公表している 324病院、・受審しているが結果を公表していない 40病院、・受審していない 419病院、・無回答 14病院
【参考②】NPO法人卒後臨床研修評価機構について
・平成19年8月設立認可
・研修プログラムについて、書面調査・訪問調査を通して教育的評価を行い、その結果を病院にフィードバックしている
・評価結果を踏まえ認定証を発行
・初回調査料(非会員)は55万円
■課題、問題意識
○当部会の報告書(平成30年3月)は「今後の普及状況や第三者評価を行う実施機関の運用状況等に基づき、次回以降の見直しの際に、第三
者評価を義務化することを前提とした検討を行うべきである。この際には、第三者評価の認定基準の整理を行い、特定の実施機関に限定
することがないようにするとともに受審する病院の負担等についても考慮すべきである」としている
【参考①】医師臨床研修部会(令和4年12月2日)における主な意見
・研修病院の質の担保という意味で、症例数や研修環境等について第三者評価を行うことが必要と思っている。各病院からの自己申請だけでは不十分である
・根本が、良い医師になってもらいたいということであり、研修環境と研修の質が非常に大事である。第三者評価で、外から見えるようにする必要があるの
ではないかと感じている
・外部評価は、改定した臨床研修のプログラムが研修医の効果的な教育に寄与するものになっているか、改善点はないかといった点を確認した上で行うべき
であり、今これを推進する段階ではないと考える
【参考②】都道府県へのアンケート結果(医師臨床研修推進室調べ)
●第三者評価の義務化に賛成又は概ね賛成・・・ 26
第三者評価の義務化の必要なし・・・ 4
●意見の例
・研修プログラムの内容等を客観的に評価し、臨床研修病院として一定の質を担保するために必要である
・第三者評価をする機関が現状1機関(JCEP)のため、評価受審の経過措置や評価機関の増が必要ではないか
・受審を義務化した場合の調査料の負担の在り方についても検討が必要ではないか
・第三者評価の結果は、取得している事実だけでなく、具体的にどのような評価がなされているかを具体的に公表するよう求めるべきである
■検討の方向性、論点
○第三者評価の在り方については、第三者評価実施の実態(JCEPの取組状況等)を踏まえて検討してはどうか
○義務化に係る課題(評価の目的・内容、評価方法、実施機関のキャパシティ、更新期間、病院の費用負担等)についてどのように考えるか
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■現状
○基幹型病院については、研修の質の確保の観点から、臨床研修省令施行通知において「第三者による評価を受け、その結果を公表するこ
とが強く推奨される」としている。現在、約4割の基幹型病院が第三者評価を受審して結果を公表している。第三者評価を実施する団体
としては、NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)がある
【参考①】第三者評価の実施状況と公表状況(令和4年プログラム責任者アンケート 回答数797病院)
・受審して結果を公表している 324病院、・受審しているが結果を公表していない 40病院、・受審していない 419病院、・無回答 14病院
【参考②】NPO法人卒後臨床研修評価機構について
・平成19年8月設立認可
・研修プログラムについて、書面調査・訪問調査を通して教育的評価を行い、その結果を病院にフィードバックしている
・評価結果を踏まえ認定証を発行
・初回調査料(非会員)は55万円
■課題、問題意識
○当部会の報告書(平成30年3月)は「今後の普及状況や第三者評価を行う実施機関の運用状況等に基づき、次回以降の見直しの際に、第三
者評価を義務化することを前提とした検討を行うべきである。この際には、第三者評価の認定基準の整理を行い、特定の実施機関に限定
することがないようにするとともに受審する病院の負担等についても考慮すべきである」としている
【参考①】医師臨床研修部会(令和4年12月2日)における主な意見
・研修病院の質の担保という意味で、症例数や研修環境等について第三者評価を行うことが必要と思っている。各病院からの自己申請だけでは不十分である
・根本が、良い医師になってもらいたいということであり、研修環境と研修の質が非常に大事である。第三者評価で、外から見えるようにする必要があるの
ではないかと感じている
・外部評価は、改定した臨床研修のプログラムが研修医の効果的な教育に寄与するものになっているか、改善点はないかといった点を確認した上で行うべき
であり、今これを推進する段階ではないと考える
【参考②】都道府県へのアンケート結果(医師臨床研修推進室調べ)
●第三者評価の義務化に賛成又は概ね賛成・・・ 26
第三者評価の義務化の必要なし・・・ 4
●意見の例
・研修プログラムの内容等を客観的に評価し、臨床研修病院として一定の質を担保するために必要である
・第三者評価をする機関が現状1機関(JCEP)のため、評価受審の経過措置や評価機関の増が必要ではないか
・受審を義務化した場合の調査料の負担の在り方についても検討が必要ではないか
・第三者評価の結果は、取得している事実だけでなく、具体的にどのような評価がなされているかを具体的に公表するよう求めるべきである
■検討の方向性、論点
○第三者評価の在り方については、第三者評価実施の実態(JCEPの取組状況等)を踏まえて検討してはどうか
○義務化に係る課題(評価の目的・内容、評価方法、実施機関のキャパシティ、更新期間、病院の費用負担等)についてどのように考えるか
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