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がん対策推進基本計画(第4期) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32248.html
出典情報 「がん対策推進基本計画」の変更について(3/28)《厚生労働省》
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の、ピロリ菌の感染が胃がんのリスクであることは、科学的に証明されている15。
(取り組むべき施策)
国は、令和4(2022)年4月に再開したHPVワクチンの個別の接種勧奨の実
施を踏まえ、HPVワクチンの接種状況と子宮頸がんの年齢調整罹患率の国内
外の推移を把握し、必要に応じて子宮頸がん検診に係る「がん予防重点健康教育
及びがん検診実施のための指針」
(以下「指針」という。)を見直す等、科学的根
拠に基づく子宮頸がん対策を推進する。また、令和5(2023)年4月から9価H
PVワクチンの定期接種を開始し、定期接種及びキャッチアップ接種の対象者
に対する、適切な情報提供に基づく正しい理解の促進に取り組む。
国は、肝炎の早期発見・早期治療及びそれによる肝がんの発症予防のため、肝
炎ウイルス検査体制の充実やウイルス陽性者の受診勧奨、普及啓発を引き続き
推進する。また、B型肝炎については、予防接種法に基づく定期接種及びウイル
ス排除を可能とする治療薬・治療法の開発に向けた研究を引き続き推進する。
国は、感染予防対策を含めたHTLV-1総合対策等を引き続き推進する。
国は、引き続き、健康で無症状な集団に対する、ピロリ菌の除菌の胃がん発症
予防における有効性等について、国内外の知見を速やかに収集し、科学的根拠に
基づき、除菌の必要性の有無及びその対象者について検討するとともに、運用上
の課題について整理する。

【個別目標】
栄養・食生活、身体活動・運動、飲酒、喫煙といった生活習慣の改善(リス
クファクターの低減)については、「次期国民健康づくり運動プラン」で定め
る目標値の達成を目指す。また、HPV、肝炎ウイルス、HTLV-1といっ
た発がんに寄与するウイルスや細菌への感染の減少を目指す。

15

「N Engl J Med. 2001; 345: 784-9.」より引用。
9