よむ、つかう、まなぶ。
がん対策推進基本計画(第4期) (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32248.html |
出典情報 | 「がん対策推進基本計画」の変更について(3/28)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
(4) 高齢者のがん対策
(現状・課題)
我が国においては、人口の高齢化が急速に進んでおり、令和7(2025)年には、
65 歳以上の高齢者の数が 3,677 万人(全人口の 30.0%)に達すると推計されて
いる53。これに伴い、高齢のがん患者も増加しており、令和元(2019)年度には、
新たにがんと診断された人のうち 65 歳以上の高齢者の数は 75 万人(がん患者
全体の 75%)、75 歳以上の高齢者の数は 45 万人(がん患者全体の 45%)となっ
ている54。
令和4(2022)年整備指針改定では、高齢のがん患者に対する意思決定支援の
体制整備や、地域の医療機関及び介護事業所等との連携体制の整備等が指定要
件として盛り込まれた。
高齢者のがんについては、全身状態や併存疾患を加味して、標準的治療の適応
とならない場合等があるが、こうした判断は、医師の裁量に任されていることが
課題とされていた。そのため、現在、厚生労働科学研究において、高齢者がん診
療に関するガイドラインの策定を行っている。
(取り組むべき施策)
高齢のがん患者が、例えば、複数の慢性疾患を有している、介護事業所等に入
居しているなど、それぞれの状況に応じた適切ながん医療を受けられるよう、拠
点病院等は、地域の医療機関及び介護事業所等との連携体制の整備を進める。
国は、高齢のがん患者に対する適切な治療及びケアの提供を推進するため、関
係団体等と連携し、更なるガイドラインの充実を推進するとともに、高齢のがん
患者に対するがん医療の実態把握を行う。
国は、高齢のがん患者が適切な意思決定に基づき治療等を受けられるよう、高
齢のがん患者やその家族等の意思決定支援に係る取組を推進する。
【個別目標】
多職種での連携や地域の医療機関等との連携を強化し、患者が望んだ場所で
適切な医療を受けられることを目指す。
53
54
平成 29(2017)年4月「日本の将来推計人口」
(国立社会保障・人口問題研究所)
令和元(2019)年度「全国がん登録 罹患数・率 報告」
33
(現状・課題)
我が国においては、人口の高齢化が急速に進んでおり、令和7(2025)年には、
65 歳以上の高齢者の数が 3,677 万人(全人口の 30.0%)に達すると推計されて
いる53。これに伴い、高齢のがん患者も増加しており、令和元(2019)年度には、
新たにがんと診断された人のうち 65 歳以上の高齢者の数は 75 万人(がん患者
全体の 75%)、75 歳以上の高齢者の数は 45 万人(がん患者全体の 45%)となっ
ている54。
令和4(2022)年整備指針改定では、高齢のがん患者に対する意思決定支援の
体制整備や、地域の医療機関及び介護事業所等との連携体制の整備等が指定要
件として盛り込まれた。
高齢者のがんについては、全身状態や併存疾患を加味して、標準的治療の適応
とならない場合等があるが、こうした判断は、医師の裁量に任されていることが
課題とされていた。そのため、現在、厚生労働科学研究において、高齢者がん診
療に関するガイドラインの策定を行っている。
(取り組むべき施策)
高齢のがん患者が、例えば、複数の慢性疾患を有している、介護事業所等に入
居しているなど、それぞれの状況に応じた適切ながん医療を受けられるよう、拠
点病院等は、地域の医療機関及び介護事業所等との連携体制の整備を進める。
国は、高齢のがん患者に対する適切な治療及びケアの提供を推進するため、関
係団体等と連携し、更なるガイドラインの充実を推進するとともに、高齢のがん
患者に対するがん医療の実態把握を行う。
国は、高齢のがん患者が適切な意思決定に基づき治療等を受けられるよう、高
齢のがん患者やその家族等の意思決定支援に係る取組を推進する。
【個別目標】
多職種での連携や地域の医療機関等との連携を強化し、患者が望んだ場所で
適切な医療を受けられることを目指す。
53
54
平成 29(2017)年4月「日本の将来推計人口」
(国立社会保障・人口問題研究所)
令和元(2019)年度「全国がん登録 罹患数・率 報告」
33