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資料1-1 早期導入を要望する医療機器(放射性ビーズ(No. 2016-2))の品目追加に関する要望書 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32363.html |
出典情報 | 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第35回 3/31)《厚生労働省》 |
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試験成績
237 例が SIRT 群、222 例がソラフェニブ群に割付けられた。
SIRT 群の 53 例(22%)は SIRT が施行されず、うち 26 例はソ
ラフェニブが投与された。
フォローアップの中央値は SIRT 群で 27.9 か月(四分位範囲
21.9-33.6)
、ソラフェニブ群で 28.1 か月(四分位範囲 20.0-35.3)
であった。
全生存期間の中央値は SIRT 群で 8.0 か月(95%CI: 6.7-9.9)
、ソ
ラフェニブ群で 9.9 か月(95%CI: 8.7-11.4)、ハザード比は 1.15
(95%CI: 0.94-1.41, p=0.18)であった。
PFS の中央値は SIRT 群で 4.1 か月(95%CI: 3.8-4.6)、ソラフェ
ニブ群で 3.7 か月(95%CI:3.3-5.4)
、ハザード比は 1.03(95%CI:
0.85-1.25, p=0.76)であった。
RECIST 1.1 による評価において、完全奏功及び部分奏功と判定
された被験者の割合は SIRT 群で 19%(95%CI: 13.7-25.4)であ
り、ソラフェニブ群で 12%(95%CI: 7.5-16.9)を有意に上回っ
た(p=0.0421)
。
QOL スコア(QLQ-30)
は SIRT 群がソラフェニブ群を有意
(group
effect p=0.0048, time effect p<0.0001)に上回り、時間と共に両者
の差は開く傾向であった(group-time interaction p=0.0447)。
安全性の解析対象集団において、少なくとも一つの重篤な有害
事象が発現した被験者の割合は、SIRT 群 226 例中 174 例(77%)、
ソラフェニブ群 216 例中 176 例(82%)であった。グレード 3
以上の治療に関連した最も頻度の高い有害事象は SIRT 群、ソ
ラフェニブ群の順にそれぞれ疲労で 20 例(9%)、16 例(7%)
、
肝機能不全 25 例(11%)
、27 例(13%)
、肝機能値の上昇 20 例
(9%)、16 例(7%)
、血液学的異常 23 例(10%)
、30 例(14%)、
下痢 3 例(1%)
、30 例(14%)、腹痛 6 例(3%)
、14 例(6%)、
クレアチニン上昇 4 例(2%)、12 例(6%)、手足症候群 1 例
(<1%)、12 例(6%)であった。
治療と関連が疑われる死亡は SIRT 群で 19 件、ソラフェニブ群
で 12 件発現した。
6
7 / 17
Localized mRECIST 評価による ORR は 72.2%
(95%CI:
64.9, 78.5)であった
Localized mRECIST 評価による DOR は効果がみられ
た患者の 76.1%(95%CI: 67.6, 82.9)で 6 ヵ月以上で
あった
上記より本試験の主要評価項目は達成された。
RECIST 1.1 評価における ORR は 46.3%
(95%CI: 38.8,
54.0)
、DOR は効果がみられた患者の 72.0%(95%CI:
61.0, 80.9)で 6 ヵ月以上であった
mRECIST 評価における ORR は 68.5%(95%CI: 61.0,
75.2)
、DOR は効果がみられた患者の 74.8%(95%CI:
66.0, 81.9)で 6 ヵ月以上であった
CTCAE における Grade 3 以上のイベントが 31 例
(19.1%)で確認された(貧血 1、消化管障害 7、疲
労 1、発熱 1、腹水 3、胆管閉塞 1、門脈塞栓症 1、感
染 4、ビリルビン上昇 3、INR 上昇 2、リンパ球数減
少 12、血小板数減少 1、白血球数減少 1、高アルブミ
ン血症 1、筋骨格系障害 2、神経系障害 1、呼吸困難
1、肺塞栓症 1)
。Grade4(血小板数の悪化)
、Grade5
(脳神経系障害)が 1 例ずつ発現したが、いずれも
手技/機器と関連のないものであった。
重篤な有害事象は 16 例(9.9%)で発現し、うち、9
例(5.6%)が手技/機器との関連が否定できないもの
であった。また、放射線による肝障害は確認されなか
った。全死亡例が 19 例(11.7%)であり、うち 12 例
が原疾患の増悪によるもの、5 例が死因の特定なし、
1 例が多臓器不全、1 例が手技後 66 日に発現した重
篤な有害事象(脳血管障害)によるものであった。ま
た、手技/機器と関連した死亡は確認されなかった。
なお、肝移植、肝切除を受けた患者でそれぞれ 1 例
ずつの死亡が確認された(いずれも手技後 3 年)
。
237 例が SIRT 群、222 例がソラフェニブ群に割付けられた。
SIRT 群の 53 例(22%)は SIRT が施行されず、うち 26 例はソ
ラフェニブが投与された。
フォローアップの中央値は SIRT 群で 27.9 か月(四分位範囲
21.9-33.6)
、ソラフェニブ群で 28.1 か月(四分位範囲 20.0-35.3)
であった。
全生存期間の中央値は SIRT 群で 8.0 か月(95%CI: 6.7-9.9)
、ソ
ラフェニブ群で 9.9 か月(95%CI: 8.7-11.4)、ハザード比は 1.15
(95%CI: 0.94-1.41, p=0.18)であった。
PFS の中央値は SIRT 群で 4.1 か月(95%CI: 3.8-4.6)、ソラフェ
ニブ群で 3.7 か月(95%CI:3.3-5.4)
、ハザード比は 1.03(95%CI:
0.85-1.25, p=0.76)であった。
RECIST 1.1 による評価において、完全奏功及び部分奏功と判定
された被験者の割合は SIRT 群で 19%(95%CI: 13.7-25.4)であ
り、ソラフェニブ群で 12%(95%CI: 7.5-16.9)を有意に上回っ
た(p=0.0421)
。
QOL スコア(QLQ-30)
は SIRT 群がソラフェニブ群を有意
(group
effect p=0.0048, time effect p<0.0001)に上回り、時間と共に両者
の差は開く傾向であった(group-time interaction p=0.0447)。
安全性の解析対象集団において、少なくとも一つの重篤な有害
事象が発現した被験者の割合は、SIRT 群 226 例中 174 例(77%)、
ソラフェニブ群 216 例中 176 例(82%)であった。グレード 3
以上の治療に関連した最も頻度の高い有害事象は SIRT 群、ソ
ラフェニブ群の順にそれぞれ疲労で 20 例(9%)、16 例(7%)
、
肝機能不全 25 例(11%)
、27 例(13%)
、肝機能値の上昇 20 例
(9%)、16 例(7%)
、血液学的異常 23 例(10%)
、30 例(14%)、
下痢 3 例(1%)
、30 例(14%)、腹痛 6 例(3%)
、14 例(6%)、
クレアチニン上昇 4 例(2%)、12 例(6%)、手足症候群 1 例
(<1%)、12 例(6%)であった。
治療と関連が疑われる死亡は SIRT 群で 19 件、ソラフェニブ群
で 12 件発現した。
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Localized mRECIST 評価による ORR は 72.2%
(95%CI:
64.9, 78.5)であった
Localized mRECIST 評価による DOR は効果がみられ
た患者の 76.1%(95%CI: 67.6, 82.9)で 6 ヵ月以上で
あった
上記より本試験の主要評価項目は達成された。
RECIST 1.1 評価における ORR は 46.3%
(95%CI: 38.8,
54.0)
、DOR は効果がみられた患者の 72.0%(95%CI:
61.0, 80.9)で 6 ヵ月以上であった
mRECIST 評価における ORR は 68.5%(95%CI: 61.0,
75.2)
、DOR は効果がみられた患者の 74.8%(95%CI:
66.0, 81.9)で 6 ヵ月以上であった
CTCAE における Grade 3 以上のイベントが 31 例
(19.1%)で確認された(貧血 1、消化管障害 7、疲
労 1、発熱 1、腹水 3、胆管閉塞 1、門脈塞栓症 1、感
染 4、ビリルビン上昇 3、INR 上昇 2、リンパ球数減
少 12、血小板数減少 1、白血球数減少 1、高アルブミ
ン血症 1、筋骨格系障害 2、神経系障害 1、呼吸困難
1、肺塞栓症 1)
。Grade4(血小板数の悪化)
、Grade5
(脳神経系障害)が 1 例ずつ発現したが、いずれも
手技/機器と関連のないものであった。
重篤な有害事象は 16 例(9.9%)で発現し、うち、9
例(5.6%)が手技/機器との関連が否定できないもの
であった。また、放射線による肝障害は確認されなか
った。全死亡例が 19 例(11.7%)であり、うち 12 例
が原疾患の増悪によるもの、5 例が死因の特定なし、
1 例が多臓器不全、1 例が手技後 66 日に発現した重
篤な有害事象(脳血管障害)によるものであった。ま
た、手技/機器と関連した死亡は確認されなかった。
なお、肝移植、肝切除を受けた患者でそれぞれ 1 例
ずつの死亡が確認された(いずれも手技後 3 年)
。