よむ、つかう、まなぶ。
参考資料3:循環器病対策推進基本計画 (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33351.html |
出典情報 | 循環器病対策推進協議会(第12回 6/2)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
あり、予後の悪化につながる。大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜症
は、早期の症状には気が付かないことも多い一方で、治療が遅れると予後が悪く
なる傾向がある。大動脈瘤は、破裂すると突然死に至ることもあり、破裂する前
に治療する必要があるが、症状を認めにくいこともある。その他、心筋症、遺伝
性疾患等を含め、循環器病に対して、適切な診断、治療及び重症化予防を行うこ
とが必要である。
国民が適切に循環器病の予防・再発予防・重症化予防や疾患リスクの管理を行
うことができるようにするためには、まずは、循環器病に関する正しい知識の普
及啓発が必要である。あわせて、循環器病の後遺症についても国民が正しく理解
する必要がある。
加えて、循環器病は、急激に病態が変化する場合があるものの、適切な治療に
より予後を改善できる可能性があるため、発症後早急に適切な治療を開始する
必要がある。そのためには、患者やその家族等が、循環器病の発症を認識し、救
急要請等を行うことにより、速やかに適切な治療を提供する医療機関を受診す
ることが重要である。
このためにも、国民に対する、循環器病の前兆及び症状、発症時の対処法並び
に早期受診の重要性に関する知識の啓発が重要である。
(取り組むべき施策)
健康日本 21(第二次)を推進するものとして策定された健康増進法に基づく
基本方針や、令和元(2019)年5月に厚生労働省の 2040 年を展望した社会保障・
働き方改革本部において取りまとめられた「健康寿命延伸プラン」16等に基づき、
子どもから高齢者まで全ての国民が共に支え合いながら希望や生きがいを持ち、
ライフステージに応じて、健やかで心豊かに生活できるよう、生活習慣(栄養・
食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙、歯・口腔の健康等)及び社会環境
の改善並びに治療を通じて循環器病の主要な危険因子となる高血圧症、脂質異
常症、糖尿病、高尿酸血症、慢性腎臓病(CKD)等の発症予防や重症化予防を
推進するとともに、その一環として食育の実施や、学校における教育も含めた子
16
「健康無関心層も含めた予防・健康づくりの推進」や、
「地域・保険者間の格差の解消」に
向け、
「自然に健康になれる環境づくり」や「行動変容を促す仕掛け」など新たな手法も活
用し、①次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成、②疾病予防・重症化予防、③
介護予防・フレイル対策、認知症予防の3分野を中心に取組を推進する旨を定めたもの。
13
は、早期の症状には気が付かないことも多い一方で、治療が遅れると予後が悪く
なる傾向がある。大動脈瘤は、破裂すると突然死に至ることもあり、破裂する前
に治療する必要があるが、症状を認めにくいこともある。その他、心筋症、遺伝
性疾患等を含め、循環器病に対して、適切な診断、治療及び重症化予防を行うこ
とが必要である。
国民が適切に循環器病の予防・再発予防・重症化予防や疾患リスクの管理を行
うことができるようにするためには、まずは、循環器病に関する正しい知識の普
及啓発が必要である。あわせて、循環器病の後遺症についても国民が正しく理解
する必要がある。
加えて、循環器病は、急激に病態が変化する場合があるものの、適切な治療に
より予後を改善できる可能性があるため、発症後早急に適切な治療を開始する
必要がある。そのためには、患者やその家族等が、循環器病の発症を認識し、救
急要請等を行うことにより、速やかに適切な治療を提供する医療機関を受診す
ることが重要である。
このためにも、国民に対する、循環器病の前兆及び症状、発症時の対処法並び
に早期受診の重要性に関する知識の啓発が重要である。
(取り組むべき施策)
健康日本 21(第二次)を推進するものとして策定された健康増進法に基づく
基本方針や、令和元(2019)年5月に厚生労働省の 2040 年を展望した社会保障・
働き方改革本部において取りまとめられた「健康寿命延伸プラン」16等に基づき、
子どもから高齢者まで全ての国民が共に支え合いながら希望や生きがいを持ち、
ライフステージに応じて、健やかで心豊かに生活できるよう、生活習慣(栄養・
食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙、歯・口腔の健康等)及び社会環境
の改善並びに治療を通じて循環器病の主要な危険因子となる高血圧症、脂質異
常症、糖尿病、高尿酸血症、慢性腎臓病(CKD)等の発症予防や重症化予防を
推進するとともに、その一環として食育の実施や、学校における教育も含めた子
16
「健康無関心層も含めた予防・健康づくりの推進」や、
「地域・保険者間の格差の解消」に
向け、
「自然に健康になれる環境づくり」や「行動変容を促す仕掛け」など新たな手法も活
用し、①次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成、②疾病予防・重症化予防、③
介護予防・フレイル対策、認知症予防の3分野を中心に取組を推進する旨を定めたもの。
13