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別紙6 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00042.html
出典情報 先進医療会議(第108回先進医療会議、第129回先進医療技術審査部会 3/3)《厚生労働省》
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2.評価方法について:
コクランレビューによると、従来法と比較した本法による出生率、臨床的妊娠率に改善
は見られていないという報告がありますが、200 例を対象とする本研究デザインでは、保
険収載につながる結果が得られる可能性は低いと考えられます。
研究実施計画書において、技術的安全性と不妊治療への効果について各2項目ずつ
記載があります。これらは IMSI 群と従来法群と比較して評価する予定なのでしょうか。
また、その場合、各 100 例で統計学的な評価は可能なのでしょうか。統計学的な評価が
可能と判断した理由も含めて、ご記載をお願いします。
【回答】
本研究は乏精子症のみならず、様々な精子の性状パラメーター(奇形率や DNA 断片
化率など)から IMSI の効果を検討することができ、新たな知見が得られると考えます。
また、効果は IMSI 群と従来法群を比較して評価します。
胚移植後の効果(妊娠率や流産率)を統計解析する上で必要なサンプルサイズ(患者
数)はそれぞれ 51 人(t 検定、効果量:0.5、有意水準:5%、検定力:0.8 の条件で解
析ソフト(G*Power)にて算出)です。胚盤胞到達率がそれぞれ 6 割程度なので、51 人
以上の患者に胚移植が可能であり、統計学的評価が可能と考えます。
3.同意説明文書について:
同意説明文書において、IMSI に係る説明がなされているが、「本研究に参加する 200 例
は、IMSI 群と従来法群のいずれかに割り付けられる」という点について、明記をお願いい
たします。
【回答】
説明文2ページ目「⑤ 先進医療の意義、目的、方法及び期間」の「対象」のとこ
ろに、以下の記載を追記いたしました。
<追記内容>
対象は、
1)1 回以上の体外授精を実施しても受精卵や移植可能胚を得られず
2)下記の性状不良精液(精子)所見のうち、2 つ以上を満たしており、顕微授精の実
施が必要と判断された患者とします。
A)
B)
C)

精子濃度:1mLあたりの精子数3000万未満
運動率:40%未満
クルーガーテスト:正常形態精子率 3%未満

D)
精子DNA断片化:30%以上同意を得られた後、その中から無作為にIMSI群と
従来法群に分けます。

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