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資料2 全国がん登録及び院内がん登録における課題と対応方針 中間とりまとめ(案) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33682.html
出典情報 厚生科学審議会 がん登録部会(第23回 6/19)《厚生労働省》
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(2)

安全管理措置基準の見直し、リモートアクセス体制の整備

(課題)
○ 法第 33 条は情報の提供を受けた者に対し、その漏洩、滅失及び毀損の防止、その他の
適切な管理のために必要な措置を講じなければならないとしており、その具体的な安
全管理措置は、顕名情報と匿名化情報それぞれについて、提供マニュアルにおいて定
められている。
○ 安全管理措置については、組織的安全管理措置、物理的安全管理措置、人的安全管理
措置の各項目を満たす必要があるところ、一部の地方公共団体、医療機関、研究機関
等において、定められた基準を満たせないため全国がん登録情報等の利用が制限され
ている実情があること、また、法施行時から同一の基準で運用されており近年の技術
進展や利用者側のニーズや利便性を踏まえた見直しが必要であること等が課題とさ
れている。
○ また現在、全国がん登録情報等の提供はCD-ROM等の媒体を郵送することで行っ
ているが、提供の効率化や利便性の向上、提供時の情報漏洩及び紛失のリスクの軽減
等のためには、利用者がリモートアクセスにより共通クラウドで作業・利用できるよ
うなオンサイト解析システムの導入を検討すべきであること、その際の安全管理措置
について検討を進めるべきであることが指摘されている。
○ これまでの議論においては、いずれについても情報通信技術等の専門家を交えた詳細
な検討・検証が必要とされた。
(対応方針)
○ 全国がん登録情報等の第三者提供における安全管理措置の見直し及びリモートアク
セスによる提供体制の整備について、情報通信技術等の専門家による安全性の評価等
を可能とするため、調査研究事業において検討を進めるべきである。
○ 検討に当たっては、リモートアクセスで解析可能な医療・介護データ等の解析基盤(H
IC: Healthcare Intelligence Cloud)の検討状況を踏まえるとともに、全国がん登
録情報等のデータの特性に応じた適切な安全管理措置を確保するよう留意すべきで
ある。

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