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参考資料3_中釜座長提出資料 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33877.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第12回 6/28)《厚生労働省》
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4. クローン性造血とがん

クローン性造血とがん診療の関わり
重要性・最近の成果・今後のさらなる展開と治療標的としての可能性
クローン性造血
加齢に伴い造血システムが
体細胞変異のある血液細胞に
置き換わる現象

クローン性造血における血球・炎症細胞の成り立ち
体細胞変異のある血球・炎症細胞へ分化
骨髄
造血幹細胞

造血前駆細胞

クローン性造血と加齢性疾患リスク
脳梗塞

心血管
疾患

慢性閉塞性肺
疾患

体細胞変異

クローン性造血

痛風

がん患者におけるクローン性造血の頻度

がん
血液がん
固形がん

がん

罹患

100万人のうち

クローン性造血

推計

25万


クローン性造血を知ることは
がん診療において重要
• パネル検査による偶発的な検出

由来はどちら?:がん細胞 vs クローン性造血
リキッドバイオプシーに顕著

• がんの素因

クローン性造血由来の炎症細胞-がんネットワークの治療研究
RHOA変異
Tet2変異

CD40LG

Tet2変異

キメラ抗原T細胞療法の神経障害

S100a8/a9
Tet2変異

がん細胞

• 抗がん剤の副作用
• 免疫療法の副作用

Emmprin

CD40

骨髄異形成症候群:がん治療後に新たながん
アントラサイクリン心筋症

抗Emmprin抗体

抗CD40LG抗体

T濾胞ヘルパー
様腫瘍細胞

胚中心B細胞
炎症細胞

VEGFA

炎症細胞
血管増生

• 治療標的となる可能性

Fujisawa, Blood 2022

Yen, Cancer Science 2021