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2011年10月20日(木)
[医師養成] 24年度の医学部入学定員、23年度と同様の枠組みで増員認める
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文部科学省は10月20日に、平成24年度における医学部入学定員について公表した。平成24年度については、平成22年6月18日に閣議決定した、「新成長戦略」等を踏まえ、大学や都道府県の意向を確認しつつ、22年度、23年度と同様の枠組みで、地域の医師確保等の観点から、緊急臨時的に枠組みの増員を認めるとしている。
具体的には、(1)地域医療への従事を条件とした奨学金、選抜枠の設定(地域枠)を行う大学の入学定員(2)複数・・・
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2011年10月17日(月)
[看護] 専門的看護師等医療人材養成事業支援に、群馬大など10件を選定
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文部科学省は10月17日に、「専門的看護師・薬剤師等医療人材養成事業」の選定結果について公表した。
本事業は、厚生労働省の「チーム医療推進会議」における議論の動向を踏まえつつ、「高度看護専門職の養成」「臨床能力に優れた薬剤師の養成」などの実施を通じて、チーム医療の推進に資する人材の養成を図ることを目的としている。
8月22日までに申請があったのは71件(看護系38件、薬学系33件)。そのうち、平成23年10月4・・・
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2011年10月05日(水)
[教育機関] 東京理科大学大学院等3校が医学・薬学関係の専攻課程の設置届出
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文部科学省は9月26日に、平成24年度開設予定の大学の学部等の設置届出状況(平成23年7月分)を公表した。
資料によると、届出は全部で7校。このうち、医学・薬学関係では、東京理科大学大学院と武庫川女子大学大学院が薬学研究科薬学専攻および薬科学専攻、また、神戸薬科大学大学院が薬学研究科薬学専攻について、それぞれ設置の届出を行っている(p2参照)。
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2011年09月28日(水)
[再生医療] 再生医療の実現化ハイウェイ、4課題10実施機関が決定
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文部科学省はこのほど、「平成23年度『再生医療の実現化プロジェクト 再生医療の実現化ハイウェイ』の実施機関等」が決定したことを公表した。
文科省は、再生医療の実現化を加速するため、厚生労働省との協働により、「再生医療の実現化ハイウェイ」を実施する。本事業は、研究内容や進捗状況に応じた、(課題A)短期で臨床研究への到達を目指す再生医療研究、(課題B)中長期で臨床研究への到達を目指す再生医療研究、(課題・・・
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2011年09月07日(水)
[チーム医療] 大学病院のチーム医療推進事業支援に、東北大など8件を選定
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文部科学省は9月7日に、「チーム医療推進のための大学病院職員の人材養成システムの確立」の選定結果について公表した。
文科省は、平成23年度より、大学病院人材養成機能強化事業として、「チーム医療推進のための大学病院職員の人材養成システムの確立」事業を実施している。これは、チーム医療の推進に役立つ高度な専門的医療人材の養成を行う大学病院の取組を支援することにより、医療スタッフの役割分担の推進および専門・・・
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2011年08月26日(金)
[国立大学病院] 23~27年度の5年間で、70万平米の大学病院施設を整備
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- 「第3次国立大学法人等施設整備5か年計画」を策定~国立大学法人等の教育研究環境の質的向上に向け、計画的・重点的な施設整備を促進~(8/26)《文科省》
- 発信元:文部科学省 大臣官房 文教施設企画部 カテゴリ: 医療提供体制
第3次計画・・・
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2011年08月24日(水)
[医学研究] 平成23年度の脳科学研究プログラム、実施機関14件を決定
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文部科学省は8月24日に、平成23年度「脳科学研究戦略推進プログラム」の実施機関等を決定したことを公表した。「脳科学研究戦略推進プログラム」については、少子高齢化を迎える我が国の持続的な発展に向けて、脳科学研究を戦略的に推進し、成果を社会に還元することを目的とし、平成20年度より開始している。
平成23年度は、(1)精神・神経疾患の克服を目指す脳科学研究(発達障害、うつ病、脳老化の各領域)(2)精神・神経・・・
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2011年08月19日(金)
[科学技術] 震災復興、ライフイノベーションなど盛り込んだ第4期基本計画
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- 第4期科学技術基本計画(8/19)《文科省》
- 発信元:文部科学省 科学技術・学術政策局 計画官付 カテゴリ: 医学・薬学
科学技術基本計画は、科学技術基本法に基づき、科学技術の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な計画で、今後10年程度を見通した5年間の科学技術政策を具体化することが目的。政府は、平成8年度から3期15年にわたり計画を策定し、今般、4期目(平成23年度~27年度)が閣議決定された。
第4期計画は・・・
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2011年08月10日(水)
[医学教育] 医学部の「入学定員増」や「新設」は、引き続き議論が必要
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文部科学省が8月10日に開催した、今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会で配付された資料。この日は、文科省当局からこれまでの論点を整理した素案が提示された。
素案は大きく(1)医師の配置やキャリアパス等(2)医師の勤務・診療に関する環境整備(3)地域枠の活用等による地域医療の充実(4)基礎研究、イノベーションを担う医師(研究医)養成の充実(5)国際貢献等グローバルな視点で活躍する医師養成の充実(6・・・
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2011年08月05日(金)
[科学技術] 日本の科学技術研究費は欧米に劣るが、対GDP比では勝る水準
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- 科学技術指標2011(8/5)《文科省》
- 発信元:文部科学省 科学技術政策研究所 科学技術基盤調査研究室 カテゴリ: 医学・薬学
まず、(1)の研究開発費については、2009年度の日本の開発費総額は17.2兆円(前年度比8・・・
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2011年07月12日(火)
[チーム医療] 大学病院のチーム医療推進事業支援に、52件が申請 文科省
- 文部科学省は7月12日に、「チーム医療推進のための大学病院職員の人材養成システムの確立」の申請状況を公表した。文科省は、平成23年度より、大学病院人材養成機能強化事業として、「チーム医療推進のための大学病院職員の人材養成システムの確立」事業を実施している。これは、チーム医療の推進に役立つ高度な専門的医療人材の養成を行う大学病院の取組を支援することにより、医療スタッフの役割分担の推進および専門性の向上・・・
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2011年07月07日(木)
[医学教育] 医学教育や医学部定員など、さらなる論点を提示
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文部科学省が7月7日に開催した、今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会で配付された資料。この日も、医学教育や医学部定員などについて、自由討議が行われた。
文科省当局は、これまで「数や質」「医師の配置システム」などを論点として示している。この日は、さらなる論点として、(1)医学教育の改革(2)医師派遣・確保(3)研究医の養成(4)グローバルな視点での医師養成―の4つを提示(p28参照)。(1)では・・・
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2011年06月13日(月)
[医学教育] 東北大学、医療復興のため医学部定員の20人増員を提案
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文部科学省が6月13日に開催した、今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会で配付された資料。この日も、有識者からのヒアリングを行った。
東北大学総長補佐で大学院医学系研究科長・医学部長の山本氏は、東日本大震災と東北大学医学部定員増計画について説明した。東北地方では、震災により多くの医師と医療施設が喪失したが、震災地域の医療崩壊を解決しなければならない。そこで、地域医療の復旧復興のために、今後5・・・
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2011年05月19日(木)
[チーム医療] 大学病院の人材養成、チーム医療推進に事業支援 文科省
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文部科学省が5月19日に開催した、「チーム医療推進のための大学病院職員の人材養成システムの確立」選定委員会の初会合で配付された資料。
文科省は、平成23年度より、大学病院人材養成機能強化事業「チーム医療推進のための大学病院職員の人材養成システムの確立」事業を実施する。これは、チーム医療の推進に役立つ高度な専門的医療人材の養成を行う大学病院の取組を支援することにより、医療スタッフの役割分担の推進および・・・
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2011年05月16日(月)
[健康] 被災者への健康調査・研究、十分な倫理的配慮が必要 文科省
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文部科学省と厚生労働省はこのほど、被災地で実施される調査・研究に関する事務連絡を発出した。今般の震災による被災地域では、被災者に対する様々な健康調査・研究が行われている。これらの健康調査・研究の中には、倫理的配慮に欠け、被災者にとって大きな負担となっているものがあり、また、自治体との調整が十分でないものも見受けられることから、関係学会等からも問題提起がなされているという。
そこで文科省と厚労省・・・
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2011年05月13日(金)
[医学教育] 地域医療崩壊防ぐため、定員枠と医療体制の現状を併せて議論を
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文部科学省が5月13日に開催した、今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会で配付された資料。この日も、前回に引き続き、有識者からのヒアリングを行った。
長崎県病院企業団企業長の矢野右人氏は、自治体病院より見た医師不足の要因と対策を述べた。医師偏在の理由に都市居住への希望が強いことや、地方では医療環境が充実していないことなどをあげた。そのうえで、地域枠(義務年限)養成医の問題や長崎県の医療体制の・・・
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2011年04月26日(火)
[再生医療] 再生医療の迅速な実現に向け、ワークショップを開催
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文部科学省がこのほど開催した、「再生医療の実現化ハイウェイ」ワークショップで配付された資料。
文科省では、再生医療の実現化に向け、平成23年度の新規課題として「再生医療の実現化ハイウェイ」の実施を計画している。これは、iPS細胞などの幹細胞を用いた再生医療を迅速に実現するため、文科省、厚生労働省、経済産業省が研究を連続的に支援する仕組みを構築し、10~15年程度の長期間にわたった研究支援を行うもの。これ・・・
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2011年04月11日(月)
[損害賠償] 原発事故に伴う損害補償制度について説明 文科省
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文部科学省は4月11日に、福島原子力発電所の事故に伴う原子力損害の賠償にかかる手続きについて公表した。福島第一原発事故により生じた損害については、補償をうけるために必要な手続きなどをまとめたもの。
たとえば、原発事故により生じる原子力損害に関して、社会通念上、事故によって生じたと認められる損害については、原子力損害賠償法に基づき適切な賠償が行われることを明記(p1参照)。そのうえで、想定される損・・・
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2011年03月31日(木)
[医学教育] 地域医療を担う意欲涵養するための医学教育ガイドライン
- 文部科学省は3月31日に、医学教育モデル・コア・カリキュラム~教育内容ガイドライン~の平成22年度改訂版を公表した。これは、平成22年6月から文科省の検討会で議論されてきた内容を踏まえたもの(p2~p3参照)。医学生のうちに身に着けておくべき事項と、到達目標が詳細に整理されている。改訂の柱となる理念は、(1)基本的診療能力の確実な習得(2)地域の医療を担う意欲・使命感の向上(3)基礎と臨床の有機的連携による・・・
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2011年03月13日(日)
[災害医療] 全国の国公私立病院から、被災地にDMAT345名を派遣 文科省
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文部科学省は3月13日に、DMAT(災害派遣医療チーム)の派遣状況を明らかにした。
DMATは、厚生労働省の認めた専門的な研修・訓練を受けた災害派遣医療チームのこと。被災地の都道府県からの要請に基づいて派遣される。
文科省は3月12日19時に、国公私立の全大学病院に対し、DMATの派遣を要請。13日14時30分時点では、医師133名、看護師137名、業務調整員75名の計345名が派遣されている。資料では、各大学からの派遣先や派遣・・・
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2011年03月11日(金)
[看護] 今後の大学における看護系人材養成の在り方、最終報告をとりまとめ
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文部科学省は3月11日に、「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会」の最終報告を公表した。
同検討会はこれまで、審議事項のうち、「学士課程における看護学基礎カリキュラムによる看護学教育の在り方」について、平成21年8月に第1次報告として一定の指針を示している。最終報告では、この第1次報告に加えて、新たな看護学教育とその質の保証の在り方や、大学院における高度専門職業人養成の在り方について検討し・・・
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2011年03月11日(金)
[医学教育] 基礎医学研究者の不足、特別コースでの育成等を提案
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文部科学省が3月11日に開催した、今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会で配付された資料。この日も、前回に引き続き、有識者からのヒアリングを行った。
東京大学医学系研究科長・医学部長の清水孝雄氏は、基礎医学研究者不足の現状と対策を述べた。そこでは、研究医やMD大学院生の減少を分析。基礎医学研究者の激減の理由に、処遇の悪さや研究ポストが少ないこと、研究費の将来が不安であることなどをあげた・・・
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2011年02月24日(木)
[医師養成] 大学病院の相互連携、自大学の特色ある取組等を評価 文科省
- 文部科学省は2月24日に、「大学病院間の相互連携による優れた専門医等の養成」事業の中間評価結果を公表した。この事業は、複数の大学病院がそれぞれの得意分野を活かしながら、連携して若手医師の教育・研修を行うことを支援するもの。これにより、高度な治療ができる医師(専門医や臨床研究者)を育て、国民に質の高い医療を提供すること、また、若手医師が研修の一環として地域の医療機関を循環することにより、地域の医師不・・・
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2011年02月23日(水)
[医学教育] 医師の基本的能力や、医療人としての姿勢習得求める最終報告案
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文部科学省が2月23日に開催した、モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会で配付された資料。この日は、医学教育・歯学教育、それぞれのモデル・コア・カリキュラム改訂に向けた最終報告案が文科省当局から示され、それに基づいた議論を行った。
医学教育カリキュラム改訂の最終報告案では、改訂の趣旨として「診療チームの一員として患者に接し、診察・診断・治療の総合的な判断ができる基本的能力や、医療人と・・・
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2011年02月18日(金)
[医学教育] 欧米諸国との競合に勝つため、製薬企業医師の役割の確立を
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文部科学省が2月18日に開催した、今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会で配付された資料。この日も、有識者からのヒアリングを行った。
株式会社LOTUS代表取締役社長で日本製薬医学会評議員の高橋氏は、製薬企業・製薬医学における医師の役割について説明した。日本の製薬業界に所属する医師は、推測で約400名。2010年から2011年にかけてさらに増加すると考えられるものの、欧米諸国に比べると明らかに少ないという。・・・
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