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2012年06月06日(水)
[薬価] 「安全で効果があり安価ならば、後発品である必要はない」安達委員
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厚生労働省は6月6日に、中医協の薬価専門部会を開催した。この日は、主に(1)長期収載品の薬価のあり方(2)次期薬価制度改革に向けた検討課題(p33参照)―の2つが議題となった。
政府は後発品の推進を進めているが、思惑どおりには進んでいない。この要因はさまざまだが、医療関係者からは「後発品と先発品の同等性が十分に周知されていない」ことなどが指摘されている。24年度診療報酬改定論議の中でも、この問題が取・・・
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2012年04月25日(水)
[診療報酬] 費用対効果、粒子線治療について26年度から試行的導入へ
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厚生労働省は4月25日に、中医協総会を開催した。この日は、費用対効果評価について議論を行った。
26年度改定に向けて、「基本診療料」「費用対効果評価」「長期収載品の価格」「消費税問題」を議論していくことが確認されており、中でも「費用対効果評価」については有識者を交えた部会を別途設けることとされていた。
この日は、厚労省当局から部会設置等の議論の枠組みや、具体的な論点案が提示され、了承された。今後・・・
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2012年04月11日(水)
[診療報酬] 医療技術評価における費用対効果、26年度に試行的導入
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厚生労働省は4月11日に、中医協総会を開催した。この日は、26年度改定に向けた新規検討項目や、DPCにおける高額な新規医薬品への対応について議論を行った。
▼4月から費用対効果議論する、新たな部会を中医協に設置
26年度改定に向けた新規検討項目としては、前回(3月28日)会合で(1)基本診療料のあり方(2)医療技術評価における費用対効果の導入(3)長期収載医薬品の薬価のあり方(4)診療報酬における消費税の取扱・・・
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2012年03月28日(水)
[診療報酬] 消費税問題など議論する、新たな組織を中医協に設置
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厚生労働省は3月28日に中医協総会を開き、DPCの平成24年度改定への対応などについて報告を行った。
DPCについては、平成24年度改定において(1)医療機関群ごとの基礎係数導入(2)機能評価係数IIへの実績評価等導入―などの見直しが行われている。これとは別に、出来高部分の改定内容を反映させる必要があるため、その概要等について厚労省が報告したものだ。
ちなみに、医療機関群の設定は、DPC病院I群(大学病院本院群)80・・・
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2012年01月25日(水)
[薬価] 長期収載品0.86%、後発品0.33%の薬価特例引下げ 薬価部会
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厚生労働省が1月25日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、厚労省当局から平成24年度薬価算定基準等の見直し案(p3~p31参照)が示され、部会として原案どおり了承した。
薬価算定基準見直しのポイントは、大きく次のようにまとめられる。
まず、新薬創出等加算については、平成26年度改定時に開発に消極的な企業を除外することを前提に、現行のルールをベースに試行が継続される。
また、後発・・・
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2011年12月16日(金)
[薬価] 長期収載品の特例引下げ、24年度改定でも実施 薬価専門部会
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厚生労働省が12月16日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、平成24年度薬価制度改革に向けたたたき台が示され、これを了承した。
厚労省からは、前回(12月14日)の議論を踏まえたたたき台(資料では骨子案とされているが、厚労省保険局医療課は「たたき台」とコメント)が示されている(p3~p11参照)。
今回、新たに盛り込まれた項目を見てみる。
新薬創出・適応外薬解消等促進加算(新薬創・・・
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2011年12月14日(水)
[薬価] 新薬創出等加算、中医協委員は試行期間延長にも慎重姿勢
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厚生労働省が12月14日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、薬価制度改革に向けて、製薬団体と卸連からヒアリングを行った。
意見陳述を行ったのは、(1)日本製薬団体連合会(日薬連)(2)米国研究製薬工業会(PhRMA)(3)欧州製薬団体連合会(EFPIA)(4)日本医薬品卸業連合会(卸連)―の4団体。
各団体の意見は次の通りである。
(1)日薬連(p4~p10参照)
新薬創出等加算について、未承・・・
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2011年12月07日(水)
[薬価] 新薬創出等加算、現行ルールベースに24年度以降も継続 薬価部会
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厚生労働省が12月7日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、平成24年度薬価制度改革に向けた全体的な論点整理を行ったほか、新薬創出・適応外薬解消等促進加算について議論を行った。
論点整理(p3~p9参照)では、これまでの議論を踏まえ
(1)市場拡大再算定については、現行ルール(予測規模の2倍かつ年間売上150億円超)に加えて、原価計算方式で算定された医薬品について「予測規模の10倍かつ1・・・
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