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【参考資料4】「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」報告書 参考資料 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00028.html
出典情報 創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会(第1回 7/10)《厚生労働省》
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医薬品のカテゴリー別の薬価差(乖離率)及び
後発品の乖離率が高い理由
• 全カテゴリーのうち、後発品が最も乖離率が高い。その理由の一つとして、新薬創出等加算品等は新薬メーカーの価格戦略などに
より値下げ幅が比較的小さいのに対し、後発品は価格競争が激しいこともあり、総価取引の際の調整弁として活用され、相対的に
乖離が大きくなっているといったものが挙げられる。

新薬創出等加算品の乖離率を

業界アンケート結果からの示唆

100とした場合のカテゴリー別指数

新薬創出等
加算品

令和
元年度

令和
2年度

令和
3年度

100

100

100




特許品・
その他

126

130

146

⾧期収載品

189

196

233

後発医薬品

283

280

310

日本医薬品卸売業連合会加盟企業への
アンケート結果では、総価交渉を行う
際に除外して取引するものとして、新
薬創出等加算品や特許品という回答が
一番多かった。
新薬創出等加算品や特許品は新薬メー
カーの価格戦略などにより値下げ幅が
比較的小さいのに対して、後発医薬品
は同種同効薬が多く競争が激しいこと、
取引においては、本来は単品単価取引
を行うことを基本とするが、全体をま
とめて値引きする「総価取引」の際の
調整弁として活用され、相対的に乖離
が大きくなっていると思われる。

※総価取引:複数の品目が組み合わされている取引において、総価で交渉し総価で見合うよう個々の単価を卸の判断により設定する契約(単品総価契約)又
は個々の単価を薬価一律値引で設定する契約(全品総価契約)をいう。
※出典:カテゴリー別指数(主要5卸売業者のデータから抽出)、アンケート結果(2022年に日本医薬品卸売業連合会が実施したもの)

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