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【参考資料4】第2回花粉症に関する関係閣僚会議資料(本文・工程表) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34044.html
出典情報 アレルギー疾患対策推進協議会(第17回 7/12)《厚生労働省》
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参考資料4

花粉症対策の全体像
令和5年5月30日
花粉症に関する関係閣僚会議決定


はじめに
花粉症問題の解決に向けては、これまで長い間、各省庁で取組が行われ

てきたが、花粉症の有病率は令和元年(2019 年)時点で4割超にのぼると
の関係学会 1の調査データもあるなど、花粉症は未だ多くの国民を悩ませ
続けている社会問題と言える。
この問題に対処するためには、関係省庁の縦割りを排し、様々な対策を
効果的に組み合わせて実行していくことが重要であり、また、一朝一夕で
解決するものではなく、息の長い取組が必要である。
このため、本年4月に「花粉症に関する関係閣僚会議」を設置し、実態
把握を進めるとともに、花粉症という社会問題を解決するための「対策の
全体像」を明らかにすることとしたところである。本全体像は、来年の花
粉の飛散期を見据えた施策のみならず、今後 10 年を視野に入れた施策も
含めて、花粉症という社会問題を解決するための道筋を示すものである。



花粉症の実態と人工林の将来

1.花粉症の実態
花粉症は、アレルギー疾患対策基本法(平成 26 年法律第 98 号)に規定
されているように、アレルゲンに起因する免疫反応による人の生体に有害
な局所的又は全身的反応に係る疾患(アレルギー疾患)の1つである。
花粉症の有病率は、関係学会 1 が約2万人を対象に行った調査によると、
平成 10 年(1998 年)時点において花粉症全体で 19.6%、スギ花粉症で
16.2%であったものが、平成 20 年(2008 年)時点においては花粉症全体
で 29.8%、スギ花粉症で 26.5%、令和元年(2019 年)時点において花粉
症全体で 42.5%、スギ花粉症で 38.8%と、約 10 年ごとに 10 ポイント程
度ずつ増加している状況にある。
また、花粉症を含むアレルギー性鼻炎 2に係る医療費は、保険診療で令

1

日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会
アレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)には、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)及び通年性アレルギー
性鼻炎が含まれる。
2

1