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【参考資料4】第2回花粉症に関する関係閣僚会議資料(本文・工程表) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34044.html
出典情報 アレルギー疾患対策推進協議会(第17回 7/12)《厚生労働省》
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効率的な散布技術の開発や、散布液の性状などの薬剤の改良を進める。
また、スギ花粉の飛散防止剤が林地内に生息する昆虫や植物など森
林生態系等に与える影響について、モニタリング調査による評価を進
めるとともに、その評価結果等も活用し、森林所有者への普及や地域
住民の理解増進を進める。
3.発症・曝露対策
<現状>
(1)花粉症の治療
①診療ガイドラインの改訂や医療・相談体制
厚生労働省では、これまで、関係学会と連携し、花粉症を含むア
レルギー性鼻炎の治療法等に関する診療ガイドラインを策定し、最
新の科学的知見に基づき定期的に改訂を行ってきた。
また、花粉症を含むアレルギー疾患の医療・相談体制については、
国が指 定す る2 つの 中心拠点病院や都道府県が指定する都道府県
アレル ギー 疾患 医療 拠点病院を中心とした体制整備を推進してい
るほか、関係学会と連携し、アレルギー専門医等を都道府県、市区
町村ご とに 検索 でき る仕組みを整備するなど医療機関情報の発信
を行っている。
②根治療法の普及や研究開発
花粉症の根治(治癒)を図るための有効な治療法として、アレル
ゲン免疫療法が近年注目されている。アレルゲン免疫療法は、アレ
ルギー の原 因と なる アレルゲン物質を薬剤にして定期的に投与す
ることで、アレルギー症状を出にくくする治療法であり、皮下免疫
療法と舌下免疫療法の2種類がある。平成 30 年(2018 年)には、
舌下錠を用いた舌下免疫療法が保険適用されたが、数年にわたる治
療・通院が必要であることもあり、十分に普及していない。令和4
年(2022 年)には計画的な治療・管理に係る診療報酬上の評価が設
けられたところであり、今後、普及が期待されている。
また、大学や国立研究機関等において、花粉症の発症メカニズム
の解明や新たな治療法の開発につながる基礎研究を推進している。
(2)花粉症対策製品等
花粉を避けるための商品は、既に、空気清浄機、マスク、メガネ、
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