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別紙2○先進医療Bの総括報告書に関する評価について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00059.html
出典情報 先進医療会議(第123回 8/2)《厚生労働省》
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以上、治療後の主要評価項目欠測例によるバイアスの懸念が大きく、本技術につい
て有効性の判断は困難である。加えて、治療前後に観察できた症例でも種々の有効
性指標の変化は概して大きくなく、傾向が一定でない。

安全性

A.問題なし。(ほとんど副作用、合併症なし)
B.あまり問題なし。(軽い副作用、合併症あり)
C.問題あり。(重い副作用、合併症が発生することあ
り)
D.その他

コメント欄:一例因果関係ありの急性冠症候群を認めているが、保守的に体外循環
の影響を否定できないとした結果であり、積極的に副作用を疑うものではない。
他、カテーテル感染、血腫、低血圧など因果関係ありのものを含めて手技に関連し
たものが見られるが、特に問題になるものは認められない。本品に特異的なものは
特に指摘できない。

技術的成熟度

A.当該分野を専門とし、経験を積んだ医師又は医師の
指導の下であれば実施できる。
B.当該分野を専門とし、数多くの経験を積んだ医師又
は医師の指導の下であれば実施できる。
C.当該分野を専門とし、かなりの経験を積んだ医師を
中心とした体制をとっていないと実施できない。
D.その他

コメント欄: 予後の悪い症例群に対する体外循環であり、一定の経験と、偶発的
なものを含めたアテローム血栓症、血管緊急症、カテーテル感染症等に対する処置
ができる体制が望ましい。

総合的なコメント欄

事前に比較的しっかりと準備された試験ではあるが、
主要評価項目の治療後欠測の影響は残念ながら無視でき
ない。加えて観察された差は比較的小さく、単施設、単
群、オープンでQOLを含む前後比較に対する共変量の影響
の可能性など、臨床的意義の解釈は困難である。

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