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第6章 高齢者への適切なサービス提供を行うために (1 ページ)

公開元URL https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/shisaku/koureikentou/houkokusho.html
出典情報 高齢者の特性を踏まえたサービス提供のあり方検討会報告書(3/7)《東京都》
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高齢者への
週切なサービス提供を
行うために


ここでは、サービスを提供する事業者の皆さまが、業種に関わらず、高齢者の認知機能の低下に配
慮した適切なサービス提供を行うために取り組めることや心構えをまとめました。まずは、現在提供し
ているサービスが、高齢者にとって利用しづらいものになっていないかが振り返り、できるところから取
り組んでみましょう。

個人によってばらつきはあるものの、一般的に、年齢を重ねることで認知機能の低下が生じることを
理解しましょう。

配慮や支援の必要性は、年齢や認知症であるかといった一律の基準で判断できるものではなく、本
人の状態や環境によって変わることを理解しましょう。

身体機能の低下によってだけではなく、認知機能の低下によっても必要なサービスを利用することが
困難な 「サービス利用難民]」や「買い物難民」 がいることを理解しましょう。
高齢者への配慮は必要ですが、配慮しすぎる示りできることまで奪っつったり、できない人と決めつけて特
別扱いすることで疎外感を感じさせてしまうことなどがないよう、高齢者の尊厳に配慮しましょう。
例えば、「高齢者専用レーン」 や 「高齢者専用窓口] の代わりに 「ゆっくりレーン」 や 「だれでも窓口] を設
けるといつたように、高齢者の尊厳に十分な配慮をしつつ、多世代が共住する工夫が考えられます。